埼玉西武ライオンズは3月16日、山田陽翔投手(21)が右肘関節鏡視下クリーニング術を受けたことを発表した。手術は3月9日に神奈川県内の病院で実施され、無事に終了。
昨季49試合・防御率2.08の飛躍
2025年シーズン、山田は一軍戦力として大きく飛躍した。4月3日に一軍初登板を果たすと、持ち味の制球力と多彩な変化球で打者を翻弄。最終的に49試合に登板し、防御率2.08という数字を残した。
高卒3年目にして一軍に定着した右腕は、苦しい戦いが続く西武において数少ない安定したピースとなった。前年まで二軍での経験を積み上げてきただけに、2025年の覚醒は球団にとって明確な収穫。その分、今回の離脱が痛手となる。
3月9日に関節鏡視下クリーニング術
球団は3月16日付で「山田陽翔投手の手術終了について」を公式サイトに掲載し、手術の実施と経過を報告。術式は関節鏡視下クリーニング術で、3月9日に神奈川県内の病院で行われた。手術は問題なく終了したが、実戦復帰には4ヵ月程度の時間が必要と見込まれている。
「4ヵ月」という期間を単純に逆算すると、7月以降が現実的な目安となる。後半戦での戦線復帰を見据え、どこまでコンディションを整えられるかが問われる。
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近江から西武へ 試練を知る右腕
山田は滋賀・近江高校時代、甲子園で通算11勝・108奪三振を記録した。2年生の夏からエースを担い、3年春のセンバツでは4試合連続完投勝利。打者としても甲子園で本塁打を放つなど、投打の両面で高校球界を沸かせた。
高校時代にも右肘に不安を抱えた時期があった。それを乗り越えた経験がプロ入り後の土台となっていることも、本人を知る関係者の間では語られてきた。2022年ドラフト5位で西武に入団し、3年かけて一軍の舞台をつかんだ背番号36が、今度の試練をどう乗り越えるか。後半戦のベルーナドームに、その姿が戻ってくる日が待たれる。

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