第6回ワールドベースボールクラシック(WBC)の準決勝が日本時間16日、マイアミのローンデポパークで行われた。アメリカがドミニカ共和国に2-1で競り勝ち、3大会連続の決勝進出を決めた。
カミネロの先制弾も…4回に連続アーチで逆転
先手を取ったのはドミニカだった。2回、ジュニオール・カミネロ内野手がアメリカ先発のポール・スキーンズ投手から豪快な一発を放ち先制。先発のルイス・セベリーノ投手も3回まで無失点と粘り強い投球を見せた。
しかし4回、ガナー・ヘンダーソン内野手がソロ本塁打で同点に追いつくと、2番手のグレゴリー・ソト投手もロマン・アンソニー外野手に一発を浴びて逆転を許した。両軍計3本のホームランが飛び交う好勝負も、2-1でアメリカがリードしたまま終盤を迎えることになった。
試合を決めた「最後の1球」に世界が騒然
9回2死三塁、フルカウント。クローザーのメイソン・ミラー(パドレス)が投じた変化球をヘラルド・ペルドモが見逃した。球審はストライクを宣告し、そのまま試合終了。ドミニカ側は判定に強く反発したが、覆ることはなかった。
この判定を巡って試合終了直後からSNS上に疑問視する声が広がり、WBC公式SNSへのコメント欄も批判で埋まった。国際大会の大一番において、判定の是非が激しく問われる結末となった。
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各国メディアも批判、ABS導入論に飛び火
判定を巡って各国メディアやSNSで議論が広がり、アメリカ国内からも「フェアではなかった」とする声が上がった。一連の流れを受け、WBCにABS(自動判定システム)を早急に導入すべきだという意見も急速に拡大。2026年大会でABSが採用されていない点が改めて注目された。
ドミニカ共和国代表監督のアルバート・プホルス氏は試合後、最後の1球について言及。悔しさをにじませながら選手をねぎらった。
アメリカは3大会連続の決勝進出を果たし、2017年以来の優勝に王手をかけた。しかし疑惑の判定を巡る論争は収まる気配を見せず、今大会最大の議論として語り継がれることになりそうだ。

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