19歳の坂本怜がついにやった。ATPマスターズ1000「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ、ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード出場の坂本怜(世界ランク164位)が世界ランク92位のA・コバチェビッチ(アメリカ)を下し、マスターズ1000での初勝利を記録した。

次は第9シード、メドベージェフとの大一番が待つ。

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ワイルドカードで臨む2年連続の大舞台
今年の坂本は昨年とは立ち位置が違う。昨年は予選から2試合を勝ち抜いて初の本戦入りを果たしたが、今年は主催者推薦のワイルドカードを獲得し、直接1回戦からのスタートとなった。成長の証といえる待遇だ。昨年の1回戦では当時世界ランク41位のミュレール(フランス)に4-6、4-6のストレートで敗れている。「まず1勝」——その悔しさを胸に積み上げてきた日々が、マイアミの青空の下で実を結んだ。

世界92位との初対決を制す
コバチェビッチは27歳のアメリカ人。右利きの片手バックハンドを操る選手で、両者は今回が初対戦だった。世界ランクの差は72。格上との一戦をどう戦い抜くかが問われた。
坂本の武器は195cmの長身から繰り出す強烈なサーブと、独特なフォロースルーのスピンフォアハンドだ。ハードコートでそのサービス力は威力を増す。

相手の片手バックを突き、主導権を握る展開で白星を引き寄せた。昨年の初戦とは明らかに異なる戦いぶり。一皮むけた19歳の姿がそこにあった。

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次の壁は第9シード・メドベージェフ
2回戦で待つのは第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)だ。今大会はシード勢が1回戦免除のため、メドベージェフにとってこれが初戦となる。前週のBNPパリバ・オープンでは決勝に進出しており、調子は上向きだ。

【坂本怜のマイアミ・オープン戦歴】

2024年:予選1回戦敗退
2025年:予選突破→1回戦敗退(vs ミュレー)
2026年:1回戦突破(vs コバチェビッチ)※ワイルドカード出場

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