専大松戸(千葉)が北照(北海道)に4-0で完封勝ちした。第98回選抜高校野球大会(センバツ)3日目第3試合、3月21日に阪神甲子園球場で行われた1回戦の結果だ。

先発の門倉昂大が119球を投じ9回を完封。大会随一と評された強力打線が4回に集中打を浴びせ、試合の主導権を一気に引き寄せた。

4回に一挙4点。集中打が試合を決めた
3回を終えて両チーム無得点。北照先発・島田爽介、専大松戸先発・門倉昂大がともに相手打線を抑え、緊張感ある投手戦が続いていた。均衡を破ったのは4回表だ。専大松戸は1死一・二塁の好機を作ると、5番・長谷川大納が左前への適時打を放ち待望の先制点を挙げた。
さらに攻撃の手を緩めない。続く好機で6番・柴田樹が右中間を破る2点三塁打を放ち、一気にリードを3点に広げる。仕上げは7番・瀬谷鷹我。右翼への犠牲フライで1点を加え、この回一挙4得点。試合の主導権を完全に引き寄せた。


4点のリードを背に、門倉は以降も安定した投球を継続。中盤以降は危なげない展開に持ち込み、専大松戸にとって理想的な試合運びとなった。今大会から導入された指名打者(DH)制も注目点のひとつだ。専大松戸は打線の厚みを生かした布陣で臨み、新制度を活用した攻撃が光った。

門倉昂大が119球完封。被安打4で北照打線を封じ込める
この試合の最大のハイライトは、専大松戸のエース・門倉昂大の完封だ。119球を投じ、被安打4、奪三振6、四球1、自責点0で9回を投げ抜いた。
専大松戸の投手陣を引っ張るエース・門倉は先発の軸として安定感を示してきた右腕だ。今日の甲子園での完封は、その集大成といえる一投を重ね続けた9イニングだった。
対する北照先発・島田爽介も123球9回を投げ抜いた。被安打9を許しながら6奪三振を記録する粘りの投球を続けたが、4回の集中打による4点を返すことができなかった。
北照のチーム防御率1.32は参加校トップ10入りを果たしており、投手力には自信を持って甲子園に乗り込んでいた。

島田はその北照投手陣のひとりとして秋季北海道大会を勝ち抜いてきた右腕だ。9回を一人で投げ抜いた粘りは、北照野球の矜持を示すものだった。

【選抜高校野球2026】トーナメント表・組み合わせ一覧|注目カード解説

編集部おすすめ