2大会ぶり3度目のアジア王者へ、あと1勝。AFC女子アジアカップオーストラリア2026の決勝が3月21日に行われる。
なでしこジャパン決勝へ 完全アウェーの地でオーストラリアに挑む
快進撃で駆け上がった決勝の舞台
準々決勝のフィリピン戦では前半アディショナルタイムに田中美南と古賀塔子がゴールを挙げるなど、後半だけで5得点を追加して7-0と圧倒。続く準決勝も圧巻だった。3月18日の韓国戦は、前半15分に植木理子が先制し、25分には浜野まいかが追加点。後半75分に熊谷紗希、81分に千葉玲海菜がダメ押しを決め、4-1の快勝で決勝進出を果たした。
今大会で日本が奪ったゴール数は、グループステージ3試合と準々決勝の計4試合で24を数える。得点源の多さが際立つチームだ。
完全アウェーで挑む最終決戦
注目は会場の環境だ。決勝の舞台は、シドニーにあるスタジアム・オーストラリア(アコー・スタジアム)。2000年シドニーオリンピックのメイン会場で、収容人員8万人超を誇る大型スタジアムだ。相手は地元・オーストラリア。
オーストラリアは準決勝で前回王者・中国を2-1で下して決勝に進んだ。難敵を接戦で撃破してきた粘り強さは侮れない。一方、女子アジアカップでは2014年・2018年の2大会連続でなでしこジャパンとオーストラリアが決勝で対決しており、いずれも日本が1-0で制している。過去2度の頂上決戦で培ってきた実績が、精神的な拠り所となりそうだ。
W杯出場権と大会の意義
今大会はFIFA女子ワールドカップブラジル2027の予選も兼ねており、上位6チームが出場権を直接獲得できる。なでしこジャパンはすでに準々決勝でフィリピンを破った時点でW杯出場権を確定させ、10大会連続となるW杯本大会出場を決めた。この決勝はW杯という「通過点」の先にある、アジア王者の称号そのものを懸けた一戦だ。
2018年以来、2大会ぶりのアジア制覇へ。完全アウェーという逆境の中で、なでしこジャパンが頂点に立てるか。目が離せない90分となる。

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