大相撲春場所で12勝3敗・3回目の優勝を果たした関脇霧島の大関復帰が確実となった。
千秋楽の22日、番付編成を担う日本相撲協会の審判部が昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請し、受諾された。
3人全員が敗れる異例の展開
14日目(21日)、霧島は大関安青錦に下手投げで敗れて2敗目を喫した。しかし直後の結びで、3敗の横綱豊昇龍が大関琴桜に敗れ、同じく3敗の琴勝峰も小結熱海富士に屈した。
優勝の可能性があった3人がいずれも敗れて優勝が決まるのは、1場所15日制以降で初めての珍事だ。
霧島は「自分の相撲は負けちゃったんですけど、優勝を決められて良かった。何より、娘から万歳したいって前から頼まれていて、なんとかできて良かった」と目頭を押さえた。
3場所34勝で大関の目安を超えた
霧島は東前頭2枚目だった昨年九州場所と、東関脇で迎えた今年初場所でともに11勝を挙げており、今場所を終えて直前3場所合計34勝。
大関昇進の目安とされる33勝を上回った。
25日に行われる番付編成会議と理事会を経て、昇進が正式に決まる見込みだ。
大関昇進の目安をクリアしての2度目の大関昇進は、魁傑・照ノ富士に続いて3人目となる。
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師匠の叱咤を受けて稽古から見直した
2024年夏場所を最後に大関を陥落し、昨年秋場所は6勝止まりで三役からも転落した。同
じモンゴル出身の師匠・音羽山親方(元横綱鶴竜)からは「ダラダラやるならやめた方がいい」と強い言葉を投げかけられたこともあった。
「大関から下がって、また戻りたい気持ちで稽古を重ねてきた。
2023年夏場所後の大関昇進から在位6場所で陥落してからおよそ2年。絶え間ない努力が、再び賜杯をもたらした。
魁傑・照ノ富士に続く3人目の快挙が、25日に正式決定する。今場所の殊勲賞も受賞した29歳の、大関での第二章がいよいよ始まる。

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