待ち続けた一発が、試合を決めた。3月22日、明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第8節、柏レイソルは三協フロンテア柏スタジアムで水戸ホーリーホックと対戦し、3-0で快勝した。

MF中川敦瑛(23)が今季初ゴールを決め、試合後に安堵の表情を見せた。4試合ぶりの90分勝利で、浦和戦から2試合連続勝利。今季ホームゲーム初勝利も手にした。

【画像】中川敦瑛が今季初ゴール 柏が水戸に3-0快勝で2連勝

15分の右足一閃 バー直撃の先制弾

試合は序盤から柏がペースを掌握した。前半15分、左からのショートコーナーから敵陣中央でボールを受けた背番号39が、迷わず右足を振り抜く。放たれた強烈なミドルシュートはゴール右のバーに直撃して下に落ちた。そのまま試合は継続されたが、主審がVARで確認しゴール判定となった。水戸のGK西川幸之介も反応できない鮮烈な一発。試合の主導権を一気に引き寄せた。

続く31分にも流れは続いた。相手陣でのアタックから、オウンゴールを誘発して2-0に。前半のうちに試合を優位に進めた柏は、落ち着いて後半へと向かった。

今季初弾の安堵 23歳MFが語った言葉

先制ゴールを決めた中川は試合後のフラッシュインタビューで安堵の表情を見せ、解放感にあふれた言葉を口にした。「全く納得できていない状況が続いていた」とゴールへのこだわりを語り、今季初の一発に大きな安堵感を漏らした。

今シーズン2年目の中川は、開幕からボランチの主軸として全試合に出場し続けてきた。MF熊坂光希、MF山田雄士らが離脱し、中川が文字通りチームを支え続けた。しかし得点という結果だけが出ない日々が続き、前節の浦和戦でも左足ミドルがポストを叩くなど、ゴールに近づきながら届かないシーンが積み重なっていた。「チームの中心として」と覚悟を語っていた23歳が、この日ついに結果で応えた。

【画像】最年長36歳・吉田豊が5年ぶりゴール 清水が広島に3-1で3連勝

瀬川ダメ押し弾 今季ホーム初勝利

後半は水戸のビルドアップに対して集中した守備を続けた柏が、しっかりとゲームをコントロール。83分には途中投入のMF瀬川祐輔がゴールネットを揺らし、3点目のダメ押しを決めた。2試合連続ゴールとなる瀬川の追加点が試合を完全に締めた。

今季二度目となる無失点での完勝。ホームゲームの初勝利もつかんだ柏は連勝で中断期間を迎えることになった。リカルド・ロドリゲス監督も「ホームで強いレイソルを表現できた良い試合だった」と手応えを口にした。

中川の一発が開いた扉。再び始まる戦いで、23歳MFの加速が楽しみだ。

編集部おすすめ