【センバツ 2026】花咲徳栄が大量得点で23年ぶりベスト8へ 雨中の甲子園で日本文理を下す

第98回選抜高校野球大会(センバツ)は3月25日、2回戦を実施した。花咲徳栄(埼玉)が日本文理(新潟)に17対0で完勝し、2003年以来、23年ぶりの8強進出を決めた。

断続的に降り続ける雨が試合を通して甲子園を覆うなか、花咲徳栄は3回に無安打のまま4点を先制する意外な展開で試合の主導権を握った。

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無安打で奪った先制4点が試合を決定づけた
試合が動いたのは3回だった。日本文理の先発・染谷崇史が制球を乱し、3つの四球などで1死満塁の場面を迎えた。花咲徳栄の5番・奥野敬太が放った打球は一塁線へ飛んだが、一塁手の送球が走者の奥野の体に直撃し、先制点が生まれた。

続く本田新志の打球は遊撃へのゴロとなったが、遊撃手がファンブルして2点目。さらに谷口ジョージの打球でも遊撃手が悪送球し、三塁走者の佐伯真聡と二塁走者の奥野が相次いで生還。花咲徳栄は1本のヒットも打たないまま一挙4点を先制した。

断続的に降る雨の影響もあったとみられ、日本文理には不運な形の失策も含まれていた。流れを引き戻せないまま4回も続きが訪れた。4回には押し出し四球や一塁手・秦の失策なども絡んで7得点を追加。染谷は4回途中でマウンドを降りた。6安打8四球で11失点を喫したが、自責点は3にとどまった。



5回表、2番手の箕浦環太はヒット1本を許しながらも無失点で切り抜けた。その裏、日本文理は6番・安達煌栄千がこの試合チーム初安打を放ったが、得点には至らなかった。6回は両チームともに三者凡退で試合は終盤へ。

8回表、テンポよく投球を続けてきた箕浦が花咲徳栄打線に捕まり6失点。17点差が確定した。日本文理は最後まで花咲徳栄投手陣を打ち崩せず、チームの安打は2本にとどまった。

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花咲徳栄:雨中でも揺るがない勝負強さ
花咲徳栄は、ヒットで得点を重ねるだけでなく、相手のミスを確実に得点につなげる野球を今大会も貫いた。1回戦の東洋大姫路戦でも、8回1死満塁で遊ゴロの間に2者が生還するエンドランを成功させ逆転勝利を収めている。悪天候のグラウンドコンディションに動じない姿勢が、この日の試合でもはっきりと表れた。
エース・黒川凌大は7回を1安打無失点で投げ抜き、盤石の投球を見せた。1回戦で9回132球を投げた疲れを感じさせない安定感だった。

日本文理:雨と失策に泣いた甲子園
日本文理には守備の乱れから流れが傾く悔しい形となった。

5失策を犯し、失点の多くが失策絡みとなった。1回戦では10安打を放った打線も、この日は花咲徳栄投手陣の前に2安打と沈黙した。新潟県勢として20年ぶりのベスト8進出はならなかった。最後まで諦めずにバットを振り続けたナインに、スタンドから惜しみない拍手が送られた。

次の試合:準々決勝で智弁学園と激突
花咲徳栄は準々決勝(3月27日・金曜日、11時試合開始予定)で智弁学園(奈良)と対戦する。近畿の名門・智弁学園を相手に、花咲徳栄がどう挑むかが注目だ。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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