ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(31)が、26日に公示される開幕1軍の出場選手登録から外れることが25日に判明した。起用法をめぐる球団側との契約交渉が開幕直前まで折り合わず、「抑え限定」条項を含む大型契約の見直しが難航したことが背景にある。
「抑え限定」条項と守護神交代の構図
オスナは2023年オフ、ソフトバンクと出来高払いを含む4年総額40億円規模(推定)の大型契約を新たに締結した。その際、自身の起用法について「抑え限定」とする条項が設けられたとみられる。
しかし昨季は右肩のコンディション不良などで26試合の登板にとどまり、代役を務めた杉山一樹が31セーブでパ・リーグ最多セーブ投手賞を獲得。今春のオープン戦でも杉山は7試合登板で防御率0.00と圧倒的な安定感を誇り、首脳陣は今季の守護神に据える方針を固めた。対してオスナは8試合で防御率4.50と本来の状態には程遠く、9回を任されることは一度もなかった。
球団側は昨年の段階から現場の意向を把握し、契約の見直しに向けた動きを進めてきた。だが開幕2日前の時点で交渉はまとまらず、開幕登録外という形が確定した。
入団時の輝きから続く成績下降線
アストロズ時代の2019年にMLBセーブ王を獲得するなど、メジャー通算155セーブを誇るオスナ。ソフトバンク1年目の2023年は49試合に登板して26セーブ・防御率0.92と期待に応えた。だが、その後は下降をたどっている。
【NPB年度別成績】
2022年(ロッテ):29登板 10セーブ 防御率0.91
2023年(ソフトバンク):49登板 26セーブ 防御率0.92
2024年(ソフトバンク):39登板 24セーブ 防御率3.76
2025年(ソフトバンク):26登板 8セーブ 防御率4.15
4年契約1年目の2024年は途中離脱もあり防御率3.76。
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退団なら違約金 球団の決断迫られる
契約は今年を含めて2年を残す。球団側が契約を破棄した場合、多額の違約金が発生する見込みだ。悲願のリーグ3連覇と将来を見据えたチームづくりを円滑に進めるためには、財政的な痛みを伴う選択も排除できない状況となっている。
長期の大型契約は実績へのリスペクトであり、選手流出を防ぐ手段でもある。それが現場の足かせになり、チームの士気にも影響しかねない事態に発展したとすれば、球団にとっては重大な判断が問われる局面だ。
この日の全体練習に参加したオスナは「これまでと変わらず、自分のできることに集中したい」と前を向いた。元守護神の去就から、目が離せない。

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