巨人のライデル・マルティネス投手が26日、東京ドームの全体練習に姿を現し、チームに合流した。WBCにキューバ代表として出場後、25日に来日していた。

阿部慎之助監督はすでに「このままだと間に合わない。2人いないと想定して臨みたい」と明言しており、27日の開幕戦・阪神戦(東京ドーム)には間に合わない見通しだ。

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WBC敗退後 来日は世界情勢にも翻弄された

今回のWBCでキューバ代表の抑えを任されたマルティネス。プエルトリコで行われた1次ラウンドA組に3試合登板し、2セーブを記録した。しかし同代表は日本時間12日の最終戦でカナダに敗れ、1次ラウンドで姿を消した。
帰国後は一日でも早い来日を目指したが、世界情勢による航空機の混雑が行く手を阻んだ。キューバ国内も石油不足の影響で停電が相次ぐ厳しい状況だった。球団と本人の連絡は途絶えることなく、「練習はずっとちゃんとやってるみたいなので」と阿部監督は本人の状態を把握していた。来日は当初の予定通り、開幕2日前の25日にずれ込んだ。

46セーブ守護神の不在 ブルペンへの影響は

昨季の巨人ブルペンは「8回大勢、9回マルティネス」の勝利の方程式が機能した。大勢が最優秀中継ぎ、マルティネスは球団新記録となる46セーブで最多セーブのタイトルを獲得している。その両輪を欠く開幕となる。


来日後に本人の意向とコンディションを確認したうえで、1軍登板のスケジュールを決める方針だ。

阿部監督「みんなで乗り越えていくしかない」

守護神不在に対し、阿部監督は総力戦を打ち出した。ルシアーノ、中川、田中瑛、船迫、北浦、バルドナード、赤星、石川、泉ら投手陣が終盤を分担して担う。「そうなるかもしれないし、日替わりかもしれない。みんなで乗り越えていくしかない」。指揮官の言葉に覚悟がにじんだ。

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チームに戻った守護神がいつマウンドへ上がるか。開幕から守護神不在という異例の船出となるが、ライデルの復帰戦は今からの最注目点だ。

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