ISUフィギュアスケート世界選手権2026(チェコ・プラハ)の女子シングルで、ミラノ・コルティナ2026オリンピック銅メダリストの中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が9位となった。世界選手権初出場。
【五輪銅の17歳】中井亜美は世界選手権9位 初舞台を笑顔で完走
SPは冒頭3Aミスで8位発進
3月25日に行われた女子ショートプログラム(SP)で、中井は冒頭に予定していたトリプルアクセルを2回転にとどめるミスを喫し、69.10点で8位スタートとなった。それでもミスをトリプルアクセル以外でカバー。後半の単発トリプルループを着実に降り、スピン3本をすべてレベル4で揃えた。3位との差は3.55点差にとどめ、フリーでの逆転圏内でつないだ。
演技後は悔しさをにじませつつも、キス・アンド・クライでは笑顔を見せた。この舞台の重さを受け止めながらも前を向く17歳らしさがにじんだ。
五輪との得点差が示した課題
69.10点という数字は、2月のミラノ・コルティナ冬季五輪でマークした自己ベスト78.71点を9.61点下回るものだった。
オリンピックでは同じSPのトリプルアクセルを鮮やかに成功させ、首位発進を果たしていた。シニア1年目のデビューシーズンで日本フィギュア史上最年少での五輪銅メダルを手にした17歳が、シーズン最終戦で世界選手権の厳しさに向き合った形となった。フリーでもトリプルアクセルにミスが出て、最終9位でシーズンを終えた。
坂本が4度目の世界女王に輝く
同大会の女子シングルでは、坂本花織が自己ベストとなる238.28点で優勝し、日本勢最多となる4度目の世界女王に輝いた。
【世界フィギュア2026】千葉百音が銀メダル SP・フリー・合計228.47点で全て自己ベスト更新
初めて立った世界選手権は、9位という数字とともに大きな財産になったはずだ。来シーズン、18歳の中井亜美がこの経験をどう生かすか。プラハの洗礼が、次のステージへの布石となる。

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