カーリング女子で五輪2大会連続メダル獲得に貢献したロコ・ソラーレの吉田知那美が、3月31日をもって同チームを退団した。本人のインスタグラムおよびチーム公式サイトで発表された。

2014年の加入から12年にわたり、日本カーリング界をけん引してきた存在の大きな節目となった。

【画像】吉田知那美、ロコ・ソラーレを退団 12年間に幕

12年間の歩みに一区切り

2014年からロコ・ソラーレの一員として、日本選手権優勝や世界選手権、オリンピックでのメダル獲得に大きく貢献してきた吉田知那美。チームとともに積み重ねてきた実績は、日本カーリング界の歴史に深く刻まれている。

北海道銀行に所属し、2014年ソチ五輪に出場した後、ロコ・ソラーレへ加入。サードとして、2018年平昌五輪で銅メダル、2022年北京五輪で銀メダル獲得に貢献した。五輪2大会連続メダルという結果は、チームの黄金期を象徴する実績といえる。

今季の世界選手権では、選手による投票で選ばれる個人賞「フランシス・ブロディ賞」を受賞。世界の舞台でも、その存在感の大きさを改めて示した。

本人コメント「カーリング人生が彩り豊かであるよう」

吉田は自身のインスタグラムで、「そんな今日、3月31日をもってロコ・ソラーレを退団いたします」と報告。12年間への感謝とともに、「春の訪れと共に新しい環境へと向かいますが、これからも変わらぬ情熱で、カーリング人生が彩り豊かであるよう邁進し続けます」と記し、競技への思いをつづった。

さらに、藤澤五月、鈴木夕湖、実妹の吉田夕梨花の名前を挙げ、「三人の人生が、これからも温かな幸福に満ちたものであることを切に願っています」とメッセージを送った。そして最後には、「50歳での再集結まで、しばしお別れです」とユーモアを交えて締めくくり、吉田らしい温かさものぞかせた。

【画像】【カーリング】吉田知那美がロコ・ソラーレを退団 12年間に幕、次舞台はカナダのプロリーグ

チームも惜別の言葉

ロコ・ソラーレも同日、公式サイトで退団を正式発表した。代表理事・本橋麻里は、「世界一を目指す中でも、カーリングは楽しい!を体現し続けてくれたことにも感謝が尽きません。彼女の決断と、今後の活躍を、法人一同応援しております!」とコメント。精密なショットとチームを明るく包む存在感で、12年間にわたりチームを支え続けた選手への感謝を示した。

新たな環境へ歩みを進める吉田知那美。ロコ・ソラーレで築いた12年間の軌跡を胸に、その第二章にも注目が集まる。

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