巨人・戸郷翔征投手が4月5日、ジャイアンツタウン球場で行われたソフトバンク戦に先発登板した。しかし5回10安打7失点と振るわず、無念の降板となった。

Full-Countファーム防御率は8.18に悪化。開幕2軍スタートとなった今季、復調への道のりはまだ見えていない。

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被弾重なり5回95球で7失点

初回は2人の走者を背負いながらもゼロに抑えたが、2回に西尾歩真内野手に先制打を許すと、遊ゴロの間に2点目を失った。さらに3回は、元チームメートの秋広優人内野手に143キロ直球を運ばれて3失点目。4回は初の3者凡退に抑えたが、5回だった。
1死から連打でピンチを招き、2死とするも秋広にフェンス直撃の2点二塁打を浴びた。山本恵大外野手にも2ランを献上。5回95球で10安打2本塁打7失点、無四球2奪三振という内容だった。 かつての同僚に本塁打を含む複数の長打を許した格好で、本来の投球とは程遠い結果となった。

昨季不振から続く苦しい現状

2019年の1軍デビューから通算63勝を積み上げ、2024年・2025年と2年連続で開幕投手を務めてきた右腕が、これまでにない壁に直面している。
昨季も開幕から不振が続いており、8勝ながら負け越しの9敗、防御率も前年2024年の1.95から4.14と大きく悪化させていた。

復活を期す今季も開幕前から復調の兆しは見えていなかった。オープン戦では3試合で計9イニングを投げ、9失点・防御率9.00。 その結果もあり、今季は開幕2軍調整となった。
戸郷自身も「ルーキーと同じくらいの立ち位置」と語るなど、現状を厳しく受け止めるコメントをしていた。 ニュース2軍で再起を誓う26歳に、今何が起きているのか。

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久保コーチが悩めるエースに助言

この日の投手練習中、右腕と長く言葉を交わしていた久保康生巡回投手コーチ(67)は、悩めるエースの現在地を「もがくんだけども、それが進んでる状態」と分析。その上で「こういう状況(不振)になった時にあらがうっていうことも、人生の中の大きな一つのいい要素でもある」と語った。 ロッキーズ・菅野智之投手(36)や、昨年日米通算200勝を達成した田中将大投手(37)の完全復活をアシストした同コーチ。野球人生の中で重要な「ターニングポイント」を迎えている背番号20へ助言を送り続ける。
ファームでのもがきが、やがて1軍での復活につながるか。エース右腕の次の登板から目が離せない。

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