愛犬にとっては意味のない『4つの贅沢』 満足するのは飼い主だけかも?愛犬が望んでいることとは
白い犬を抱きしめる

愛犬にとっては意味のない贅沢

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1.休日だからと構いすぎること

「今日はお休みだから、たくさん構ってあげよう」と思う気持ちは、飼い主として自然なことです。ただし、普段長時間のお留守番をしている犬にとって、休日に一日中構われ続けるのはかえってストレスになる場合もあります。

犬は、いつもと同じリズムで過ごすことに安心感を覚えます。

そのため、休日も平日と同じような距離感で接し、愛犬にひとりの時間を持たせることが大切です。

2.特別な日だからと特別な食べ物を与えること

誕生日や記念日などの特別な日には、愛犬にごちそうを用意したくなりますよね。しかし、普段食べ慣れていないものを急に与えると、犬が消化不良を起こしてしまうかもしれません。場合によっては、下痢や嘔吐が続いてしまうこともあります。

動物病院を受診しようにも、休診日であったり夜間であったりし、犬が長い時間を苦しまなければならなくなってしまうことがあります。

特別な日には、食べ慣れたフードを少しアレンジしたり、いつものごはんをほんの少しだけ豪華にする程度にとどめておきましょう。特に季節の変わり目や食欲が落ちているときには、普段通りの食事を続けることが何よりも大切です。

3.オシャレをするためのお洋服を着せること

愛犬にとっては意味のない『4つの贅沢』 満足するのは飼い主だけかも?愛犬が望んでいることとは
パーティードレスを着た犬

可愛らしい洋服を着せてオシャレを楽しみたくなる気持ちはよくわかりますが、犬にとって洋服は基本的に必要のないものです。犬は分厚い被毛で体温調節をしているため、人間のように服を着る必要はありません。

ただし、寒さ対策や紫外線防止、汚れを防ぐため、あるいは怪我や術後の保護目的などで洋服を着せる場合は別です。目的のないオシャレだけのために着せると、犬に負担をかけてしまうことがあります。

特に通気性の悪い服を着せると、皮膚トラブルの原因になりかねません。犬と人間では体感温度が大きく異なるため、犬にとっての快適さを第一に考えて洋服を選びましょう。

4.一緒に旅行をすること

旅行が好きな犬も中にはいますが、すべての犬が慣れない場所を楽しめるわけではありません。知らない場所や人混みは、犬にとって大きなストレスになることが多く、体調を崩してしまうこともあります。

実際に、旅行先で愛犬の体調が急変し、適切な対応ができなかったために命を落としてしまったという事例もあります。まずは近場への日帰り外出などから始め、愛犬が新しい環境にどれだけ適応できるのかを見極めてから、本格的な旅行を検討しましょう。

また、人が多い観光地ではなく、静かで落ち着いた場所を選ぶことも、犬にとって過ごしやすい環境をつくるポイントです。

まとめ

愛犬にとっては意味のない『4つの贅沢』 満足するのは飼い主だけかも?愛犬が望んでいることとは
ケーキを食べる犬

愛犬にとっては意味のない贅沢を4つ解説しました。

  • 休日だからと構いすぎること
  • 特別な日だからと特別な食べ物を与えること
  • オシャレをするためのお洋服を着せること
  • 一緒に旅行をすること

飼い主が“贅沢”だと思うことが、必ずしも愛犬にとって嬉しいこととは限りません。むしろ犬にとっての贅沢は、「安心して、いつもと変わらない日常を過ごすこと」である場合が多いです。

おやつがいつもよりひとつ多い、いつもの散歩を少し長く歩けた、といった小さな変化こそが、犬にとっては大きな幸せにつながるのではないでしょうか。愛犬への思いやりは、特別な演出ではなく、日常の中にこそあるのかもしれません。

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