愛犬に『たくさん話しかける』べき理由3つ 良い影響が起こる?声を掛けるときのポイントまで
子供と伏せている犬

愛犬にたくさん話しかけるべき理由

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1.犬の気持ちが安定する

犬にとって、大好きで信頼している飼い主さんに話しかけてもらうことは、とてもうれしく幸せなことです。

会話を含めてコミュニケーションを取ることは、犬の気持ちを安らがせてストレスを発散することにつながります。

話しかけられていることの内容は理解できないとしても、飼い主さんから優しく声をかけてもらったり、笑顔で自分を見つめてもらったりすることで犬は幸せを感じます。

また、犬に声をかけるときは目を見てアイコンタクトを取ることが多いと思います。犬と人間は、信頼関係を築いた相手と見つめ合うことで幸福感を感じるとされています。

これは、目を見つめ合ったりスキンシップをしたりすると、脳内でオキシトシンというホルモンが分泌されて、その影響で幸せを感じたりストレスが解消されたりするということがわかっているのです。

「たくさん話しかけられている犬は、そうでない犬よりも2~3年長生きする」といった調査結果もあります。それはストレスが少なく精神的に安定し、それによって身体的な健康を維持しやすいことが影響しているのではないかと考えられています。

2.関係性が深まる

犬は家族や仲間などとのコミュニケーションを大切にする動物です。

そのため、飼い主さんとのコミュニケーションに対する欲求もあり、それが満たされることで幸せを感じます。

また、話しかけることで、自然と愛犬の様子にも目を配る機会が増えて、ちょっとした変化や犬が出すサインに気がつきやすくなります。そうして自分に対してしっかりと向き合ってくれることで、飼い主さんに対する信頼感も深まります。

3.犬が言葉を覚えやすくなる

犬は人間の言葉の意味を、経験から学習していきます。

日頃から飼い主さんに話しかけられる機会が多いほど、たくさんの言葉をくり返し聞いて、その意味を学べます。

特に、自分にとっていいことが起きたときや怖い思いをしたときなど、経験とともに言葉の意味を覚えやすいと考えられています。

「散歩に行こう」「ご飯を食べよう」などその犬にとってうれしい言葉を毎日聞いていると、あっという間に犬は覚えるでしょう。

愛犬への声かけのポイント

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向かい合う男性と子犬

明るく穏やかなトーンで

犬への声かけでまず意識したいのが、声のトーンやテンポです。

犬は人間の言葉の意味がすぐには理解できない分、声のトーンやスピード、表情などから言葉に含まれる感情を読み取ろうとします。

そのため、言葉の意味はわからなくても、叱られていることを理解して逃げたり、飼い主さんが喜んでいると思って自分もうれしい気持ちになったりするのです。

犬にとって心地よい声かけは、明るめのトーンでありながらゆったりとしたテンポで穏やかに話すというものです。

そのように話しかけられると、犬も落ち着いて聞くことができたり、安心感を抱いたりする傾向があります。

体に触れながら話しかける

愛犬に話しかけるときは、スキンシップをとりながらおこなうと、犬は安心感や幸福感を感じます。

また、飼い主さんに対する注目度も上がるので、言葉への理解も進みやすいでしょう。

ただし、スキンシップが激しくなると、言葉に対する意識が薄くなってしまうため、ゆったりと体をなでたり、体に手を置いたりしながら優しく声かけをするのがおすすめです。

驚かせないようにする

犬は、大好きな飼い主さんからの声かけを喜ぶことが多いと思います。しかし、いつでもどんな形でもいいというわけではありません。

特に寝ているときや疲れているときなどに、突然大きな声で話しかけられたり、しつこく声かけをされたりすると犬はストレスを感じます。

また、犬の行動や仕草を見て「きゃー!かわいい!!」と甲高い声で騒ぐようなことをすると、犬は不快感を感じてしまいます。

犬の様子や反応を見ながら、声かけをするように意識してください。

まとめ

愛犬に『たくさん話しかける』べき理由3つ 良い影響が起こる?声を掛けるときのポイントまで
家族に囲まれる犬

愛犬とより強い信頼関係を築きたいと思っている人は、話しかける機会を増やすようにしましょう。

声かけをしてコミュニケーションを取ることは、愛犬を観察することにもつながり、心身の健康をサポートするためにも役立ちます。

愛犬にとって心地よい声かけを意識しながら、ぜひできるだけたくさん話しかけてあげるようにしてくださいね。

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