犬に絶対NGな『おもちゃ』の特徴4選 危険な玩具の定義や起こり得る事故のリスクまで
細長いおもちゃを飼う犬

1.硬すぎるおもちゃ

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硬すぎるおもちゃは、犬の歯や顎に過剰な負担をかけることがあります。子犬や歯の弱い高齢犬のみならず、健康な成犬でも歯が欠けたり割れたりするリスクが高く、歯科治療が必要になりかねません。

また、硬すぎる素材は犬が誤って噛み砕いてしまったときに、破片で口内を傷つける可能性があるため注意が必要です。

おもちゃは適度な弾力があり、犬が噛んでも安全で壊れにくい素材のものをおすすめします。

2.壊れやすいおもちゃ

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ボールの表面をむしる犬

犬用のおもちゃでも商品によっては耐久性が低く、遊んでいるうちに簡単に壊れてしまうものもあります。

たとえば、縫製の質が悪いぬいぐるみや簡単に割れてしまうプラスチック製のものは注意が必要です。

縫製の質が悪いぬいぐるみは簡単に縫い目がほどけて、中の詰め物が飛び出してしまう可能性があります。犬が飲み込んでしまうと窒息や消化管に詰まってしまうことも。

割れたプラスチックは鋭利になりがちで、口の中を怪我したり飲み込んで消化管を傷つけてしまったりなどの恐れがあります。

また、小さな装飾がついているおもちゃも注意が必要です。取れた装飾を誤って飲み込んでしまう可能性が否定できません。

3.犬の口の中にすっぽり入るおもちゃ

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テニスボールを咥えている犬

犬の口にすっぽり入るサイズのおもちゃは、誤飲や窒息のリスクが高まります。とくに、好奇心旺盛な犬や大型犬は、丸呑みしてしまうことがあり、窒息の危険性があります。

犬はチワワやヨークシャテリアのような超小型犬から、グレートデーンやセントバーナードのような超大型犬までいます。そのため、さまざまなサイズのおもちゃが販売されており、犬用と言ってもすべての犬が安全に遊べるとは限りません。

おもちゃを選ぶ際には、完全に口に入らない大きさのものを選び、遊ぶ前にはサイズを確認してから与えるようにしましょう。

4.犬用ではないおもちゃ

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綿の飛び出した大きな縫いぐるみと犬

人間用のおもちゃを犬に与えるのは非常に危険です。人間が遊ぶことを想定しているため、犬の噛む力や遊び方に対しては対応できないと考えるべきでしょう。

万一破損してしまった場合、誤飲や破片による怪我や窒息のリスクがあります。また、塗料や素材に犬にとって有害物質が含まれている可能性も否定できません。

一方で、犬専用に設計されたおもちゃは、素材の安全性や耐久性が考慮されており、安心して与えることができます。絶対に人間用のおもちゃで代用せず、犬専用の安全な製品を選びましょう。

犬にとって危険なおもちゃの特徴

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たくさんのぬいぐるみに囲まれた犬

危険なおもちゃにはいくつか共通の特徴があります。

  • 硬すぎる
  • 壊れやすい
  • 紐状のもの
  • 小さな装飾がついている
  • 口にすっぽり入るサイズ

これらのおもちゃは、噛むことで歯や口内を傷つけたり、破片を飲み込んだりするリスクの高いものになります。

安全なおもちゃを選ぶには、愛犬の年齢、体格、噛む力に合った素材とサイズを選ぶこと、遊んでいる間は目を離さないことが重要です。

まとめ

犬に絶対NGな『おもちゃ』の特徴4選 危険な玩具の定義や起こり得る事故のリスクまで
ロープを引っ張る犬

愛犬とおもちゃで遊ぶのはお互いにとって楽しい時間です。しかし、おもちゃの選び方や遊び方を間違えると、思わぬ怪我や事故につながる恐れがあることも知っておかなくてはなりません。犬用のおもちゃを選ぶ際は、耐久性や安全性を重視し、安心して遊べるものを選びましょう。

また、定期的におもちゃの状態を確認し、劣化が見られたら、破損する前に交換することも大切です。

万一おもちゃを誤飲した、またはその可能性がある場合は、様子を見ずに獣医師に相談しましょう。

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