『抜け毛が多い犬』と暮らすときの注意点3つ 習慣にしたいケア方法や掃除のコツ
犬の隣で鼻をかむ

抜け毛が多い犬と暮らすときの注意点

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抜け毛が多い犬の特徴はダブルコートであり、換毛期があるということです。換毛期には大量の被毛が抜け落ちるため、生活の快適さにも関わってきます。

筆者もダブルコートであるポメラニアンと柴犬系の雑種を飼っていますが、換毛期には掃除機のダストボックスがあっという間に抜け毛で埋め尽くされてしまいます。

抜け毛が多い犬と暮らすとき、どのようなことに注意しなければならないのか、分かりやすく解説します。

1.アレルギー症状

抜け毛が多い犬と暮らすときは、アレルギー症状に注意しましょう。

いわゆる「犬アレルギー」ですが、アレルゲンとなるのは、犬の「唾液」や「フケ」です。抜け毛が多い犬種の換毛期には、大量の抜け毛と一緒に、大量のフケも落ちます。

犬と接触したことだけでなく、ただ同じ空間で過ごしているだけでも、犬アレルギーの症状が出てしまうことがあります。

  • 咳が出る
  • 鼻水が出る
  • 蕁麻疹が出る
  • 目が腫れる

飼い主自身や同居する家族に喘息持ちの人がいらっしゃる場合では、症状が悪化することがあります。犬がきっかけとなり、喘息を発症することもあります。

2.換毛期と皮膚トラブル

抜け毛が多い犬と暮らすときは、抜け毛の多さが換毛期だからなのか、皮膚トラブルが原因なのか、見分けることが必要です。

「換毛期でもないのに…」と感じられるときは、皮膚に関する病気を発症していたり、心にストレスを抱えていたりすることがあります。

また、同じ犬種であっても、換毛期のタイミングが違う場合もあります。

  • 大粒のベタベタとしたフケが出ている
  • 皮膚から体臭とは違う嫌なニオイがする
  • 異常に皮膚を痒がっている
  • 脱毛がある

このような症状が見られるときは、動物病院で相談しましょう。

3.衣服や家具や車内へ抜け毛の付着

抜け毛が多い犬と暮らすときは、衣服や家具や車内へ抜け毛の付着に注意しましょう。

服に犬の抜け毛が付着したまま出かけてしまうと、犬の抜け毛が侵入してはいけない場所に持ち運んでしまうことがあります。

他人を車に乗せることがある場合では、車内に抜け毛が大量に落ちていると、不快な思いをさせてしまうことがあります。来客時のソファーも同じです。

リビングだけでなく、玄関や車内にもコロコロ(粘着テープ)を置いておくと便利です。

習慣にしたいケア方法と掃除のコツ

『抜け毛が多い犬』と暮らすときの注意点3つ 習慣にしたいケア方法や掃除のコツ
首元をブラッシング

毎日のブラッシング

抜け毛の多いダブルコートを持つ犬には、毎日のブラッシングが必須であると言えます。

通常時であれば1日1回でよいでしょう。換毛期には、1日に数回のブラッシングが必要になる場合があります。

抜け毛やフケを放置していると、犬の皮膚トラブルの原因になります。

毎日のブラッシングは、毎日のお掃除も楽にします。床に落ちる抜け毛の量が少なければ、お掃除の回数も減らせるでしょう。

空気清浄機を稼動させておく

ペットの抜け毛やフケに特化した空気清浄機があります。リビングなどの犬が多く過ごす場所に置いておくのがおすすめです。

フローリングシートで毛を取り除いてから掃除機をかける

お掃除をするときは、まずフローリングシートを使って、ある程度の抜け毛を取り除いておきましょう。

いきなり掃除機をかけると、排気口から出る風によって、犬の抜け毛やフケが空中に舞い上がってしまいます。

舞い上がった抜け毛やフケは、高い場所にとどまったり、家具の後ろに入り込んでたまったり、見えない場所に隠されてしまうことがあります。

まとめ

『抜け毛が多い犬』と暮らすときの注意点3つ 習慣にしたいケア方法や掃除のコツ
伏せて笑顔のポメラニアン

抜け毛が多い犬との暮らしには、毎日のブラッシングと毎日のお掃除が欠かせません。

ブラッシングを欠かさずに行っていれば、床に落ちたり布製品に付いたりする抜け毛の量が減らせる分、お掃除は確実に楽になります。

抜け毛が多い犬にはブラッシングが欠かせない分、嫌がるようになってしまわないためにも、換毛期以外にも日頃からスキンシップやコミュニケーション代わりにブラッシングをしましょう。

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