犬が散歩で寄り道しがちな『4つのスポット』 思うように進んでくれない理由やスムーズに歩かせる方法まで
ポールのにおいをかぐいぬ

犬が散歩で寄り道しがちな4つのスポット

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1.草むら

犬は自然の中を歩くと心身共に刺激を受けるため、自然豊かな公園や散策路をとても喜びます。

そのため、散歩の途中にあるちょっとした草むらでも、犬は魅力を感じてついつい寄り道したくなることがあるようです。

草むらでは草花の匂いを嗅いだり、虫の存在を感じたり、柔らかな土を踏んだりと、犬にとっての色々な楽しみがあります。

また、これらの場所では排泄をする犬猫が多いため、排泄物の匂いを嗅いで情報収集することもあると思います。

2.電信柱

電信柱やガードレール、交通標識のポールなどは、犬がマーキングをしやすい場所のため、その匂いを嗅いだりマーキングをしたりするために寄り道する犬も多いでしょう。

これらの場所に目印になるように排泄をするのは、縄張りの主張をするためだけでなく、自分の状況を他の犬に知らせたり、それに返事をしたりと様々な意味があると考えられています。

犬にとって排泄物のにおいは、他の犬のことを知るための大切な情報源であり、それがたくさん集まっている電信柱は、人間にとっての“地域の掲示板”のようなものかもしれません。

3.ごみ箱、集積場

前述したとおり、犬にとって匂いは大切な情報源であり、興味の対象となります。

そのため、住宅街や街中を歩いていると、強い匂いを発するごみ箱やごみの集積場に興味を引かれてしまう犬も少なくありません。

特に生ごみや食べ物の空き袋などが捨てられていると、強い匂いがしやすいため、犬はついつい寄り道したくなってしまうようです。

ただし、これらの場所は雑菌が繁殖していることもありますし、拾い食いの危険性もあるため、できるだけ近寄らないようにした方がいいでしょう。

4.好きな人や犬と会った場所

犬が匂いに関わらず寄り道したくなる場所には、過去の経験が影響しているものもあります。

以前に人からなでられたりおやつをもらったことのある場所や、大好きな友達(犬)の家の前など、「ここにいれば楽しいことが起こるかもしれない」と思う場所に行こうとしたり、立ち止まったりすることも珍しくありません。

このような理由で同じ場所に止まっているときは、まわりを気にするようにキョロキョロしたり、一点を集中して見つめていたりする様子が見られます。

犬との散歩でスムーズに歩く方法

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笑顔で歩くMダックス

犬が散歩の途中で寄り道をしたり他のことに気を取られたりして、思うように進んでくれない場合、飼い主さんへの意識が薄くなっていることが考えられます。

犬が飼い主さんに注目して歩いていれば、他のことに意識を持っていかれにくくなるため、まずは愛犬と一緒に散歩を楽しむことを考えてください。

歩き慣れた道を単調に歩いていると、犬は退屈を感じてしまい、魅力的なことはないかと周囲に意識が向いてしまいます。

そのため、散歩で歩いているときは愛犬とアイコンタクトを取ったり話しかけたりしてみましょう。

犬は飼い主さんと感情や意思を共有、共感できる動物で、そのコミュニケーションに喜びを感じると考えられています。

また、同じ場所を淡々と歩くだけでなく、歩く道や方向、スピードなどを時々変えて、楽しく歩ける工夫をするのもおすすめです。

小走りをしたりわざとゆっくり歩いたり…ということをランダムにおこなうと、犬は「次はどうする?」というワクワクした気持ちで飼い主さんに注目するようになります。

毎日散歩をしていると、どうしても義務的になったり作業的になったりしがちですが、犬にとっては特別な時間だということを忘れずに、ぜひ一緒に楽しんであげてください。

さらに、匂い嗅ぎなどをする“自由時間”を作ってあげることも大切です。公園や広場など安全が確保できる場所で、犬の好きなことをできる時間を用意してあげると、散歩への満足度が上がるでしょう。

まとめ

犬が散歩で寄り道しがちな『4つのスポット』 思うように進んでくれない理由やスムーズに歩かせる方法まで
公園を散歩する柴犬

犬にとって寄り道したくなるようなスポットがたくさんあるのは、決して悪いことではありません。それに、愛犬が散歩を楽しんでいるのは、飼い主さんにとってもうれしいことですよね。

しかし、場所や状況によっては寄り道することで周囲の迷惑になったり、愛犬や飼い主さんの安全が脅かされたりする可能性もあります。

散歩が愛犬にとっても飼い主さんにとっても安心して楽しく過ごせる時間になるように、メリハリをつけて歩く工夫をしてみてくださいね。

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