ペットロスから立ち直るために
時間をかけて別れを受け入れる
ペットロスからの回復には3つのステップがあると言われています。愛犬の死を受け入れられない状態から回復ステップの1つめに移行するためには、まず時間をかけて愛犬の死の事実に向き合うことが大切です。「時間薬」という言葉がありますが、無理に焦ることはありません。
自分の気持ちを誰かに話す
「自分のせいで愛犬は死んでしまった」「最期を看取ることができなかった」などの自責の念や罪悪感、後悔を強く感じている場合にはペットロスが深刻になる傾向があります。
その場合、信頼できる友人や仲間などの第三者に自分の気持ちを話し、肯定してもらうことで回復の2つめのステップに入れるでしょう。ただし話し相手は慎重に選ぶ必要もあります。
生活習慣を変えてみる
回復の最後のステップは愛犬がいない生活や環境に慣れていくことです。気持ちを切り替えるために、愛犬がいたころの生活習慣やタイムスケジュールを意図的に変えてみることも方法です。
熱中できることを見つける
悲しみの気持ちを発散するために熱中できることを見つけることも大切です。できればスポーツなどのアクティブなことで体を動かせると気持ちの切り替えもしやすくなります。
また1人で黙々と集中することよりも、不特定多数の人や知らない人と関わるような活動の方が効果が高いでしょう。
経験者と想いを分かち合う
ペットロスの経験がある人は意外と多いものです。経験者の人を見つけ、悲しみや辛い想いを分かち合って共感しあうのも回復に役立ちます。
ペットロスの重症化を防ぐ方法
悲しみを無理に押し殺さない
ペットロスの重症化の大きな原因として「悲しみを押し殺してしまうこと」があります。悲しみを表現することを恥ずかしいと思ったり、他の人の反応を気にしたりせず、思う存分に気持ちを吐露することで悲しみが薄れていきます。
愛犬に依存しすぎない
ペットロスは愛犬への依存度が高い人ほど重篤になることがわかっています。最近では犬と人間との距離が近づいたことで共依存関係になっていたり、犬に分離不安の症状が見られる例も少なくありません。ペットロスへの影響を抜きにしても、これは健全な関係とはいえません。愛犬を大切にすることは大前提ですが、普段から依存しすぎず、適度な距離感を保つことを心がけましょう。
愛犬にできる限りのことをする
愛犬にどんなに尽くしたところで「もっとできたことがあるのでは」という後悔を一切持たないことは難しいでしょう。それでも愛犬にできる限りのことをしていたのと、していなかったのとではペットロスの程度も変わってきます。
長い闘病の末に亡くなった場合と、不慮の事故で突然亡くなった場合では、後者の方がペットロスが重いのもそのせいです。普段から愛犬にめいっぱいの愛を伝え、できる限りのことをするように意識しましょう。
カウンセラーを頼る
ペットロスがあまりに辛く、日常生活にも支障を感じるようであれば、さらに重篤化してしまう前にプロのカウンセラーを頼ることも大切です。ペットロスを専門に扱うカウンセラーも存在するので調べて尋ねてみるのもいいでしょう。
まとめ
近年では「犬はペットではなく家族」という意識が強まり、犬との距離感も近くなりました。もちろんそれは悪いことではないのですが、結果として、深刻なペットロスに陥る人の割合が増えてしまったことも事実です。
ペットロスは誰にでも起きることで健全な精神の動きですが、あまりに重篤な場合には抱え込みすぎずにプロを頼ることも大切です。