
『紅白歌合戦』出場者決定! 「若者に迎合しすぎ」の一方でアニソン枠消滅も! 出場者選定に高まる不満
年末の風物詩であるNHK『紅白歌合戦』の出場者が決定した。しかし、その出演アーティスト選定に一般人をはじめ、芸能界からも批判の声が殺到しているようだ。記念すべき40回目の出場を逃した和田アキ子が落選で号泣するなどのちょっとした事件も発生しているが、今回は毎年話題にのぼる紅白の出場者問題に注目。なぜこの人が選ばれたのか? SMAPは出場するのか? 気になるところを紹介していこう。
『紅白歌合戦』 2016年度の出場歌手発表!
今年は昨年の51組よりも5組少ない46組の出場が決定している。初出場組が豊富で、今年は10組が出場する。
「au」のCM曲で注目された桐谷健太、オリエンタルラジオの2人が率いて「PERFECT HUMAN」で話題を呼んだRADIO FISHなど、10~20代に人気のアーティストが多いのが特徴のようだ。
初出場は、紅組が市川由紀乃、宇多田ヒカル、大竹しのぶ、欅坂46、PUFFY、白組が桐谷健太、KinKi Kids、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPS、RADIO FISHの10組。大みそかに解散するSMAPの名前はなかった。2016年いっぱいでの解散が決まっているSMAPや、世界的に大ブームを巻き起こしたピコ太郎は、今のところ出場者リストに名前はあがっていなかった。
「SMAP不在で目玉なし!」『NHK紅白』“和田切り・伍代切り”成功も……歴代最低視聴率確実か-日刊サイゾー
2016年紅白の出場メンバー選定に不満の声続出 「演歌を聴かないと年越せねえよ」
2016年に話題になったアーティストを多用している一方で、長い間出場し続けてきた演歌歌手などの落選を受けて、ネット上では「年越せない」や「らしさがなくなる」と不満の声が相次いでいる。
紅白とかも昔は『なんで毎年同じ曲歌ってるん』と思ってたけどこういう事だったんだよ。特に20代後半からは演歌のド手番を聴かなきゃ年越せないんだよ!
— あんでれん (@Seinto_Nyandrew) 2016年12月15日
世代交代したいのはわかるが正直魅力が半減。この出場歌手では民放の番組と差別化がない。大御所と若手のコラボ、紅白らしさとはなんなんだろうね。
— tumblin03 (@tumblin032) 2016年11月27日
出場歌手|第67回NHK紅白歌合戦 出場歌手は、紅白合わせて46組。初出場は紅組が5組、白組が5組の、合わせて10組。 #NHK紅白
「世代交代」が進んだ一方で、若者からの支持だけでなく海外でも大きな活躍を見せた「BABYMETAL」が落選しているという事実もある。出場は「その年の活躍度」「世論からの支持」「番組の企画・演出」の3点を中心に選定されているということだが、果たしてこの選定基準は実行されているのだろうか。
11月24日に第67回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表。欅坂46やRADWINPSらが初出場を果たすなか、海外で数々の賞に輝いているBABYMETALが落選したことには多くのファンが落胆、激怒しているようだ。この結果には音楽ライターも驚きを隠せないと話す。
星野源、セカオワに負けた?BABYMETAL、まさかの紅白落選にファンが激怒-アサ芸プラス
紅白歌合戦の大ベテラン、和田アキ子は落選! 芸能人と一般人の間で分かれた賛否
歌手の和田アキ子は『紅白歌合戦』に計39回出場、7回のトリを飾り、紅組司会を務めたこともあったものの、2016年は落選が決定した。同番組への和田アキ子の思い入れは強かったようで、自身がMCを務める番組で落選した心境を語り、紅白歌合戦は「見たくない。」と語る場面もあった。
当の和田は、26日のラジオ番組で「毎日泣いた」「今回は(紅白を)見たくない」「(年末は)海外に行きたい」「NHKはスクランブルをかけてほしい」と冗談ながらも怒りをぶちまけている。
落選でケンカ腰…和田アキ子にNHK紅白“永久追放”の心配-日刊ゲンダイ
和田アキ子の落選は本人だけではなく、芸能界にも衝撃を与えたようだ。TOKIOの国分太一や女優の真矢ミキ、坂上忍、薬丸裕英など、主に情報番組のMCを務める芸能人を中心に、和田の不出場を残念がる意見が出てきている。なかには、出場者を決めているNHKを批判する者もあった。
和田アキ子の落選は本人だけではなく、芸能界にも衝撃を与えたよう。TOKIOの国分太一や女優の真矢ミキ、坂上忍、薬丸裕英など、情報番組のMCを務める芸能人を中心に不出場を残念がる意見が上がっている。なかには、出場者を決めているNHKを批判する者も。
国分太一、西川史子、岡村隆史……『紅白』落選“和田アキ子擁護芸能人”続出に漂う「気持ち悪さ」-日刊サイゾー
一方で、視聴者からは和田アキ子の不出場を肯定する意見が続出した。ネット上での調査では、「和田アキ子の落選は当然」とする見方の方が強かった。
歌手・和田アキ子さんの紅白歌合戦落選について、インターネット上では「当然」との見方が強い。J-CASTニュースが実施したワンクリック投票式の読者アンケート結果を見ると、2016年11月26日13時時点で「当然派」が85%を超えた。
和田アキ子の紅白落選は「当然」だ 読者は「最近ヒット曲ない」とピシャリ-JCASTニュース

出場枠の縮小でアイドルオタクとアニメオタクが激怒
出場者の世代交代が進む紅白歌合戦だが、若者からの人気も高いアイドル枠の減少も話題になっている。
AKB48の姉妹グループや、EXILE系列の出場が今年は減っているようだ。
AKB48の姉妹グループであるNMB48も落選し、AKBグループからはAKB48のみの出演になったり、9年連続で出演していたEXILEも出演しないなど、各グループのファンたちが悲鳴をあげている状態だ。
水樹奈々が落選!紅白のアニメ枠ゼロに「君の名は。でまとめるな」と怒号-アサ芸プラス
また、アニソン歌手の出場も大きく減少した。今年に限っては、「君の名は。」の主題歌を手掛けたRAD WIMPSが出場するのみで実質アニソン枠はなくなったと見る動きもある。ネット上ではファンを中心に不満の声があがっている。
ところで今年の紅白ほんとアニソンどうするの?水樹奈々出さないとか頭おかしくなっちゃったのかな
— (@vamp) 2016年12月14日
あれ?今年紅白アニソン枠無くね?(震)
— 矢倉Y (@kinbennarushito) 2016年12月3日
紅白からアニソン枠が消えて、やっと目が覚めました。
— ASANO yasuhiro (@asano_yasu) 2016年11月30日
いままで何で紅白見てたんでしょう? #紅白
年内解散のSMAPは出場辞退! それでも諦めないNHK
2016年いっぱいでのグループ解散を発表しているSMAP。国民的グループの解散を『紅白歌合戦』で飾りたいNHKは、会長自ら出演交渉に乗り出したり、SMAPのために出場者を減らすなどの努力をしたものの、メンバーの意向により出場辞退という結果になった。
「今年は“なんとしてもSMAPに出演してもらいたい”というのがNHKの悲願。解散発表があった8月から、NHKは紅白への出演交渉を続けてきました。じつはその中で、SMAPの5人にNHK側の“熱意”を示すため、昨年よりも出場歌手を減らし、SMAPの“出演枠”を確保したのが、今回、出場歌手が5組も減った理由なんです」(NHK関係者)
NHK紅白 奇跡実現へ!SMAP“出演枠”のため15分確保-女性自身
しかし、どうしても諦めきれないNHKは“企画枠”での出演を交渉中。これがうまくいけば、2016年はSMAPの解散で幕を閉じることができるかもしれない。
出場者リストに名を連ねることはなかったが、企画枠での出演へ、NHKは交渉を続ける。13年に紅白卒業宣言していた演歌歌手・北島三郎(80)が紅組・白組の枠を超えた“究極の大トリ”として紅白卒業を飾ったようなサプライズで出演を呼びかける意向だ。
SMAP 紅白出ない 解散前ラスト唱ならず…NHKは企画枠での交渉継続-デイリースポーツ