温室植物園で育ったフルーツが食べられる観察ツアー
まだ青いが、25日は食べられるかな?
練馬区にある「区立花とみどりの相談所」の温室植物園には、バナナ、パパイヤ、バニラ、コーヒーノキ、ブーゲンビレアなど約250種類の熱帯・亜熱帯植物がある。

この植物園は隣の清掃工場の余熱を利用して1990年10月にオープンした、知る人ぞ知る東京散策スポットの一つ。
500平方メートルの園内は冬でも摂氏20度の暖かさに保たれている。

実はここ、開園当初から栽培しているカカオの実を使って、10年ほど前に日本初の純国産チョコレートを作ったこともある場所。残念ながら今では作られてはいないけれど、カカオの木は健在で毎年実をつけているそうだ。

さて、そんな温室植物園では12月11日から26日まで「冬のフェア2004」と題して高さ5メートルのモミの木のクリスマスツリーの展示やあリース作りなど様々なイベントが行なわれる。

中でもおススメなのは25日に予定されている温室植物園ガイドツアー。このツアー、観察するだけでなく、温室で熟したフルーツの味見ができるのである。
職員の方によると、「パパイヤはいけそう」とのこと。運よく熟している植物があれば、という条件つきなので何が食べられるかは行ってからのお楽しみらしい。温室植物園ガイドツアーは往復はがきでの事前の申し込みが必要(12月10日必着・抽選)。木枯らしの季節、常夏の東京を是非体験してみてはいかが?(こや)

練馬区立花とみどりの相談所・温室植物園
練馬区光が丘5-2-6
電話:03-3976-9402(園芸相談は3976-8787)
定休日: 火曜(祝日の場合は翌日休)
営業時間: 9:30〜16:30/通年(園芸相談は10:00〜16:00)
*駐車場は完備されていないため来園には電車・バスで