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ありがた迷惑なお土産、ドリアン羊羹

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ドリアンチップ、ドリアンキャンディー、ドリアン羊羹の黄金トリオ

果物の王様と言えばドリアン。そのイガイガなお姿からは想像できないほど、デリケートでクリーミーな果肉。そして王様の名にふさわしいそのお味。一口食べれば、えも言えぬ桃源郷の味が口一杯に広がる。あー、王様、私を好きにして。

しかし王様に近づくには難関があった。臭いのだ。その臭さたるや、表現できません。知っている人に聞いて。
ドリアン大好きなタイの国でも、たいていの公共施設やホテルでは持ち込み禁止とされている。字の読めない人でも分かるように、ドリアンのイラストに大きくバッテンされた標識が掛かっているところもある。もちろん手荷物に紛れ込ませて飛行機内に持ち込んでもダメ。

そこでタイの人たちは、路上の屋台で売られている、綺麗にむいてプラスティックのラップでパックしたドリアンを持ち帰ったりしている。これならごみも出ないし、臭いも漏れにくい。食べられるだけ手にいれられるので便利。
そしてバンコックの空港では、ドリアンをお土産にしたい人向けに、いろんなドリアン製品が売られている。私もその幾つかを試してみた。

ドリアンをスライスして油で揚げた、ドリアン・チップ。臭いも抑え気味で、初心者にも食べやすいと一番人気。風味がいいのか、臭いのか判断しがたいところが微妙。でも美味い。
ながーく味わっていたい人のためのドリアン・キャンディー。口の中に入れた途端、あのドリアンの臭いが脳内を駆け巡るだけでなく、息にのって部屋中に広がるという、小粒ながら超危険な代物。初心者は最後までたどりつくのはちょっと困難と言う。中級者向けのお土産。でも好きな人は好きなんだよな、これ。

そして超上級者向け、ドリアンの虜になってしまった人への贈り物、ドリアン羊羹。
これがすごい。真空パックになっていて、包みを開けるまでは全く臭いがしないので、気軽に買ってしまったが、とてつもなくすごいのだ。
一皮向いた途端、超メガトン級のドリアン臭が! うっ、ぎゃ、ぎゃ。言葉にならない言葉で息が詰まる。
それでも、おそるおそる食べてみる。フレッシュドリアンの何倍も臭いがきつい。しかも大甘。臭いで味わうどころではないのに、甘いなんて、反則。勘弁してくださいの号泣です。飲み込むことが出来ずに、吐き出してしまいました。ごめんなさい。

実は、たいていの人はこれを制覇することは出来ないそうで、お土産にもらっても、本当に迷惑になってしまうらしい。タイ人の友人に持っていったら、タイでも年寄りしか食べないよ、と言われてしまった。

しかし100人に1人は好きな人も現れるでしょうから、懲りずにまたお土産にしたい一品です。楽しみにしていて下さい。
(チン・ぺーぺー)

2005年10月19日 00時00分

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