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全部同じ意味の「秋千」「鞦韆」「由佐波利」ってなーんだ?

由佐波利で遊ぶ子供たち……っていわれても、なんのことやら

本を読んでいたら読めない漢字にぶつかった。
「秋千」
これ、なんて読むかわかります?
読めない漢字が出てきても、当てずっぽうで読んでしまえば、わりと意味が通るもんだけど、これは想像がつかなかった。
千秋楽のことか? 角界用語? それとも秋が旬の食べ物かな? とかいろいろ考えてみたがわかるはずもなく、結局辞書に頼ることになった。

なんと、これ「ブランコ」と読むんですね。そのまま「しゅうせん」とも読む。
ホントにこれでブランコって読むの? と、いぶかしんでさらに調べてみると、元々の漢字は「鞦韆」と書くそう。なんともたいそうな漢字だと思ったが、それもそのはず、ブランコには意外と歴史がある。古くは中国の宮女が使ったきらびやかな遊び道具で、美女が戯れたようすを詠んだ句なども残っているそうだ。

日本に伝わるときにもそのまま「鞦韆」で入ってきて、なぜか「ぶらんこ」になったのだが、ブランコの語源には「ぶらり」「ぶらぶら」などの擬態語とする説や、ポルトガル語の「バランソ」からきたという説など、いろいろな説があるらしい。
さらに、「鞦韆」は「鞦」や「韆」だけでもブランコと読めるそうで……。ここまでくると、さすがにやりすぎ感が漂ってくる。
「由佐波利」という別名もあるそうだ。まさかとは思ったが、そのまんま「ゆさはり」と読む。「揺さぶる」「揺すれる」などから派生したんだろうと想像はつくけど……。ほかにも「ぶらここ」や「ふらここ」などなど。いまだにこんな呼び方してる人いるんですかね……。
歴史が深いと、こんなに多くの名前が付くとは。遊具といえども侮れず、と、感心しながら一人語源散歩してしまった。

思い切り漕げば一回転できるんじゃないかと、本気で思っていた小学生の頃には、ブランコにこんなにたくさん読み方があったなんて、しらなかった。
「秋千」、秋が千回巡るくらいゆったりした感じかな?
晩秋の寒空のもと、物思いにふけるためのブランコもなかなかいいかも、と思ったけれど、なんとブランコは春の季語だそうで……。巡り巡って、最後までぶらぶら揺さぶられた語源散歩となりました。
(モンキー・オガワ)

2005年11月17日 00時00分

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