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太陽熱でごはんが炊けるか

(上)手製の箱型の太陽熱調理器 (中)これができあがった鍋 (下)内部に置いた温度計は80℃を超えて振り切れた!

パキスタンの大地震の被災地で、太陽熱を使った調理器の普及活動をしている日本人がいるという。銀紙などで太陽熱を集め、鍋を温め料理する器具だ。電気もガスも薪も不要。暑い国だからできるんだなあ、ふんふん、と思いながらも考えてみた。太陽エネルギーは太陽高度が高いほど大きい。あまり知られていないけれど、5月下旬〜7月下旬の日本の太陽高度は、赤道の太陽高度とほぼ同じ。赤道と同じエネルギーが日本にも降り注いでいるのだ。となれば、日本でも太陽熱調理器は使えるのではないだろうか。

思い立ったが吉日、ホームセンターで材料を揃える。作り方を簡単に紹介すると、大中2つのダンボールの内側にアルミホイルを貼る。ダンボール中を、大の内部に浮かせるように取り付け、間に空気の層を作る。さらに別のダンボールでふたを作り、中央部を切って開閉する扉のようにする。その扉の穴に透明アクリル板を貼って完成。写真を見てね。材料費2,000円也。

早速実験開始。気温22℃、雲はないが日差しは柔らか、さわやかな五月晴れ。こんなに涼しくて果たして料理できるのか。挑戦するのは、ごはん&すき焼き鍋。黒く塗った耐熱プラスチック容器に米と水を入れて密閉。隣の鉄鍋には牛肉、春菊、ネギ、エノキ、豆腐を入れてふたをする。昼食に間に合うよう、午前9時前にスタート。

30分経過、アクリル板が水蒸気で曇っている。順調かな。1時間経過、風で上ぶたが閉じてしまい、しばらく気づかずエネルギーをロス。2時間経過、中を見たいが我慢。3時間経過、すき焼き鍋に卵を投入。はやる気持ちを抑え、更に待つ。

実験開始から4時間。いよいよ試食開始! ごはんはどうか。うーん、今ひとつ。芯はないが全体にパサパサ、下の方が少し糊っぽい。すき焼き鍋は? 持つと熱い! 卵の黄身は少し固まり過ぎた感じだが、白身はプルプル。牛肉、春菊、エノキ、豆腐は文句なし。ネギは適度にシャキシャキ。大成功! ごはんの炊き方に一工夫いりそうだが、日本でも太陽熱で調理できる! 今回は4時間待ってみたが、2時間ぐらいでも大丈夫そうだ。

ネットで調べてみると、太陽熱調理器にはパネル型、箱型、パラボラ型の3タイプあり、日本では日射さえあれば冬でも調理可能らしい。パラボラ型ならより強い火力が得られるという。エネルギーは太陽のみ、これぞ究極のエコクッキング。ファミリーで、仲間同士で、梅雨入り前に試してみてはいかがでしょうか。
(R&S)

2006年5月26日 00時00分

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