平成版ポテコvsなげわ対決のその後を追った!
(上)新しくなった「ポテコ」と「なげわ」。ポップでかわいい (中)こちらは、リニュ前の「ポテコ」と「なげわ」。あなたも、どちらかを1度は食べたことがあるのでは? (下)真剣なまなざしで資料を読む中田CBO。ミーティング中の貴重なショットです!
子供の頃、指にはめて「ゆびわ〜!」と遊びながら食べた記憶のある東ハトの「ポテコ」と「なげわ」。この春に「ポテコ・うましお味」と「なげわ・コンソメ味」としてリニューアルされ、現在CMも放映中なので気になって買ってみたという人も多いのでは?
東ハトといえば、現在W杯で燃える中田英寿選手がCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)としてキャラメルコーンやハーベストのリニューアルを手がけていましたよね〜! 今回の「ポテなげ」リニュにももちろん、中田選手が関わっているそう。

東ハト広報の方にお話を伺ってみたところ、中田選手もやはり子供のころに「ポテコ」を「指にはめて遊びながら食べた」思い出をもつらしく、今まで以上に強い思い入れを持ってこのプロジェクトに臨んだそうだ。

ところでこの「ポテコ」と「なげわ」は、共に昭和48年に誕生したリングポテトスナック。どちらも中身はほぼ同じ塩味ポテトスナックでありながらなぜか東日本では「なげわ」よりも「ポテコ」が、西日本では「ポテコ」よりも「なげわ」が好まれるという不思議ないわくつきのお菓子なのだそう。これは「スナック業界最大の謎」と言われており、東ハト社員にも解きあかせない長年のミステリーとなっているんですってよー。
そ……そういえば、関西出身の私は「なげわ」はよく買ってもらって食べた記憶があるのだが、「ポテコ」は存在は知っているがあまり馴染みのない存在。そもそも、「指にはめて遊ぶお菓子=なげわ」と頭に刷り込まれておりました。
関東出身の皆さんはどうですか?

今回、記事を書くにあたって改めて「ポテコ」と「なげわ」を味比べしてみたところ、うましお味の「ポテコ」は小さめでコロンとした形状、コンソメ味の「なげわ」はわっかが細くて大きめ。キャラクターだけを見ると「ポテコ」があどけなくてカワイイかも〜♪ と思ったのですが、「なげわ」のコンソメ味もなかなか捨てがたいおいしさでした。「ポテコ」くんは関東出身の元気な男の子、「なげわ」くんは関西出身のちょっとニヒルな男の子のキャラクター、なのだそうで。

最後に気になるその後の東西の売れ行きの違いですが、リニューアルしたことによって2つ一緒に並べて置く店舗が飛躍的に増えたそう。その結果、西日本では「ポテコ」、東日本では「なげわ」の売り上げがリニューアル前の倍以上になったそうなのです! もちろん、すべての店舗で2商品が同じくらい売れているわけではないそうなのですが、現在のところ東西格差はかなり小さくなったとのこと。
う〜む、リニューアルしたことによって両派閥(?)はなくなりつつあるのですねー。
というか、味が以前のように同じというわけではないので「ポテコ」と「なげわ」を両方買う人も多いのかな? さて、あなたは今ポテコ派?  それともなげわ派? どっちですか?
(野崎 泉)