根強い人気の「じゃがりこ」。
最近、そこに「じゃがりこの弟分」が加わったことをご存じだろうか。

プロント限定で食べられる、380円のおつまみ「カルビー ポテりこ」だ。

プロントで注文すると、出てきたソレは、ぱっと見、「じゃがりこ」そのもの。「え? 単にじゃがりこを温かくしただけ?」と思うが、食べてみると、「じゃがりこ」とは違う、ほくほく・アツアツの生食感が新鮮である。それでいて、おなじみのじゃがりこ風味が、やっぱり嬉しい。
また、「じゃがりこ」に見えたパッケージも、よく見ると、文字が「ポテりこ」になっていたり、馬のキャラクターが描かれている。さりげない遊び心が憎いじゃないか。


プロントコーポレーションに問い合わせると、「ポテりこ」が登場したのは、9月1日。
「もともとカルビーさんから、『外食産業とのコラボはあまりないので、何か新しい商品をつくりたい』という依頼があったのがきっかけ」と開発担当者は言う。
チップス系のおつまみなども考えていたというが、「オリジナルで面白いものは?」と思いついたのは、「大人気のじゃがポックルをお取り寄せ素材で」という案。
だが、「プロントに来て食べられるものを」ということから、「ポテりこ」が誕生した。

基本的に、工程は「じゃがりこ」と途中まで同じだそうだが、「じゃがりこ」が商品を乾燥させてお菓子にしているのに対し、こちらはモトの素材に衣をつけて、乾燥させずに揚げるため、生の食感となるという。

味付けは、「じゃがりこ」と同じスパイスを使用。
さらに、パッケージは、
「お皿で出したら、ただのフライドポテトになっちゃうし、じゃがりこの人気も借りつつ、面白さをアピールできたら」
と、あえて「じゃがりこ」そっくりにした。
「『何これ?』と驚く方も多いですよ。特に、子どもの頃、じゃがりこを食べてきたアラサー世代の女性などを中心に、ご好評いただいてます」
ちなみに、ポテりこのカップは持ち帰りもOKだとか。

じゃがりこファンの皆さん、この「弟分」にも注目してみてください。
(田幸和歌子)