書類のフォントをちょっと変えると、書かれている内容がどんなにしょぼくても、ちょっとプロっぽい印象に仕上げることができる。書かれている内容が素敵だと、さらにすばらしい印象に仕上げることができる。


このフォント、入手しようと思ったら有料で買うのが普通なのだが、広い世界には、様々なフォントを作成しており、さらにそれを無料で公開するという、マニアックかつ男気溢れる人が多数存在する。今日は、そんな無料で使える素敵なフォントを紹介してみたい。

まず紹介したいのが、2009年6月に新作も公開される予定の映画「ターミネーター」のレプリカフォント。無料フォント配布サイトの「dafont.com」(英語サイト)で配布されているフォントで、記事上の画像に書かれている文字がその実物である。実際に使われているフォントの中では、シリーズで最大の興行収入をたたき出した「ターミネーター2」で使われているものに近い。利用できるのはアルファベットのみだが、企画書の中にこのフォントが混じっていれば、上司もワイルドに企画書を承認してくれるに違いない。

続いては、あの伝説のゲームメーカーで使われたフォント。画像真ん中で使われているこのフォントに見覚えのある人も多いだろう。ウェブサイト「ACT SELECT」では、セガのCMで「セ~ガ~」のコーラスとともに登場した「SEGA」という文字のレプリカフォントを無料で配布している。これ以外にも、ゲーム機「メガドライブ」のレプリカフォントなど、セガ関連の様々なフォントもある。企画書の中にこのフォントが混じっていれば、上司も湯川専務のごとき優しさを見せてくれるに違いない。

パソコンの書類には人間味が無い、とお嘆きのあなたには、「みかちゃんフォント」を紹介したい。
これはみかさんというクリエーターが実際に書いた字をそのままフォントにしたもので、手書き風フォントというか、リアルに手書きである。企画書の中にこのフォントが混じっていれば、上司も少年時代を思い出して懐かしい気持ちになるに違いないが、ホントに手書きだと勘違いして、「正式な書類なので手書きはちょっと……」と注意されないよう気をつけたい。

時と場合によって色々使える無料フォント。ちなみにこれらのフォントは、個人使用に限って無料であり、誰かに無断であげたり、販売してはいけないので注意してねん。
(nadi/studio woofoo)
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