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ハトはなぜすぐ逃げないのか

ライター情報:田幸和歌子
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ますます逃げなくなっているわけじゃ、ないですよ。

自転車で公園近くを通るとき、知人がこんなボヤキをした。
「最近のハトは、ますます逃げないね。危なくて仕方がない」

最近かどうかはともかく、確かにハトって、他のトリに比べて、人間が近づいても全然逃げようとしない。
身近なトリの中でも、すばしっこいスズメなどに比べて、やや愚鈍に見えるときすらある。
これってなぜ? 単に警戒心が薄いということ? 財団法人山階鳥類研究所に聞いた。

「ドバトは確かに、近づいてもすぐに逃げない傾向がありますが、基本的にハトは家禽なので、人に対しての警戒心がないものがもともと選ばれていったという可能性もあります」

ハトの歴史を振り返ると、野生のトリを昔から1000年単位で飼いならしていったなかで、「人間が、警戒心が薄く、慣れやすいハトを選んで残していった結果」ということも考えられるのだそうだ。
「また、家禽として、人間に頼って生きていること、人間が害をなさないことを長い年月で覚えていったことは大きいと思います」

ドバトの先祖の多くは、「カワラバト」を原種とする外来の鳥であり、かつては観賞用、伝書鳩など、様々な役に立ち、「イエバト」として飼われてきたわけだが、それが野生化したり、伝書鳩が戻れず、公園などに棲みついたなどの経緯があるのだとか。

ところで、ハトがますます逃げなくなってきているかどうかについては、
「それはどうでしょう。昔から、よちよち歩きの赤ちゃんが、お寺などでハトを追いかけてとばすようなシーンはありましたし、お寺のハトなどは昔から人間が大切にしてきたことがありますので、変わらないと思いますよ」
とのこと。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2009年6月16日 10時00分

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