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「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた

東京湾に浮かぶ人工島、東京第二海堡(かいほう)をご存知だろうか。
明治から大正にかけて、首都防衛のために東京湾へ3つの海上要塞が建設された。第二海堡(千葉県富津市)はそのうちのひとつで、海上保安庁や気象観測所、消火訓練施設が置かれている。2005年までは立ち入ることができたが、老朽化のため現在は許可のない上陸が禁じられている島だ。

しかし、この東京第二海堡を観光利用しようという動きがあり、国土交通省や神奈川県横須賀市などが、2019年に向けて上陸ツアーの開始を決定。事業社も決定し、来年からの本格導入に先駆けたトライアルの上陸ツアーが8月から試験的に実施されることになった。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた
これが東京第二海堡だ

これはぜひ上陸するしかない。そう思ったのだが、2018年は台風や悪天候が続き、第二海堡へのツアー就航率は4割という狭き門になっていた。
2度の欠航を経験し、2018年9月27日、ようやく第二海堡へと足を踏み入れることに成功した。


出向は横須賀、三笠桟橋から


今回トライアルツアーの事業者として登録された旅行会社のひとつが、クラブツーリズムだ。第二海堡へ上陸するツアーはバスツアー(新宿発)と、現地集合型のツアーがある。どちらも出航は横須賀市の三笠桟橋から。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた

まずは無人島・猿島を見学し、それから第二海堡へと向かうというものだ。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた
BBQもできる無人島猿島

三笠桟橋から約10分の船旅でアクセスできる猿島。この猿島から裸眼で見ることのできる約6キロほどの距離に、第二海堡(千葉県)は位置している。猿島からフェリーで約30分ほどで到着してしまう近さだ。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた
横須賀市から陸路だと数時間かかる千葉県も、フェリーならすぐだった

台風も近づくなかだったが海面は荒れていなかったので上陸できた。しかしお天気はあいにくの雨模様。第二海堡では傘の使用が禁じられているため、ツアー参加者は全員合羽を着用しての散策になる。


「東の軍艦島」とも呼ばれる第二海堡


第二海堡は1881年(明治14年)から40年かけ、首都防衛のために造成された。重機やクレーンがなかった時代、手作業で石を切り出して小型の漁船サイズの船で運び、海中に沈めて作った人工島だ。総工費791,647円(現在の相場で約65億円)、1889年(明治22年)~1914年(大正3年)まで25年という歳月を費やし、495,855人もの職工人夫が関わったとされている。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた
島のあちこちに立ち入り禁止の看板がある

現在は国が管理する公的施設で、面積は約4万1千平方メートル。関東大震災で廃墟となってしまったが、長崎県の端島(通称:軍艦島)と並んで、「東の軍艦島」とも呼ばれる。
あちこちにひび割れも見受けられ、時間の流れや風化を感じることができた。
第二海堡の建設には富津の漁師が従事し、関東大震災でも崩壊しなかった桟橋付近にはダイヤ型の間知石(けんちいし)が積まれている。
「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた
すべて手作業かと思うと気が遠くなる

現在、第三海堡はとり壊されてしまったため、東京湾に現存する海堡は2つだけだ。

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「「東の軍艦島」とも呼ばれる人工島 普段は立入禁止の東京第二海堡に行ってきた」の みんなの反応 4
  • 匿名さん 通報

    昔は渡船があって、夜釣りとかでよく行ったな

    7
  • 匿名さん 通報

    写真を見る限りは観光としては微妙。これといった歴史もあるわけでもないし。価格次第。

    5
  • 匿名さん 通報

    まぁ軍事施設だから似た目を別にすれば。九州の軍艦島よりも軍艦島らしいだろうな。

    3
  • 匿名さん 通報

    フネに似たシルエットを持つ島(および人工島)って探せばもっとたくさん有るんじゃないかな、と思えてきた

    0
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