先日タクシーに乗ったとき、運転手さんが新型インフルエンザについてこう言っていた。
「タクシー運転手って、ストレスを解消するためのお酒や、長時間動かないことでの運動不足で、糖尿病の人が多いんですよ。
不況の時代、他の交通手段よりお金がかかるタクシーを使うのは“最終手段”だったりする。例えば終電を逃したあとの最終手段、荷物が多すぎて動けないときの最終手段。そして病気にかかったとき、自家用車がない人にとっての最終手段。
ただその病気が新型インフルエンザだったら、タクシーを使ってもいいのか悩む。多くの人が乗る電車やバスよりは、個人で乗るタクシーで……って考えがちだけど、最初の運転手さんの言葉を考えると、それもどうかと思う。だからって救急車を呼ぶレベルじゃないわけで……一体どうやって病院へ向かえばいいんだろう。
厚生労働省の新型インフルエンザ相談窓口に話を伺った。
「現在新型インフルエンザは弱毒性ですので、車などをご用意できない場合は、タクシーを含めた公共の交通機関でも問題はございません。もちろん極力避けていただきたいですが、みなさんご事情があるかと思いますので。ただしマスクなどで、周りの方へ病気をうつさないようにしていただくことが必須です」
ただしバスやタクシーは道路運送法で、「一類感染症、二類感染症又は指定感染症の患者とみなされる場合、運送の引受けを拒絶することができる」と定められているという。つまりこの先、二類感染症に属する鳥インフルエンザが発生したり、今は拒絶の対象にはなっていない新型インフルエンザ(H1N1)も強毒性になれば、バスやタクシーなどは患者を乗車拒否できる。
「今後、強毒性のインフルエンザが疑わしい場合、自家用車や救急車で医療機関へ受診していただくことになるかと思います。ただパンデミック時などでは、逆にタクシー会社さんに、患者さんの搬送を協力していただく可能性もあります。どう対応するかは状況に応じて決めますので、とりあえず現在は“マスクをして病院へ行く”ことを考えていただければと思います」
というわけで現状は、病院までタクシーなどでも問題ないとのこと。
その代わり子どもにも、お年寄りにも、妊婦にも、タクシー運転手にも、誰に対してもうつさない配慮をしてください。
(イチカワ)
「タクシー運転手って、ストレスを解消するためのお酒や、長時間動かないことでの運動不足で、糖尿病の人が多いんですよ。
糖尿病の人って、新型インフルエンザにかかると亡くなる可能性がいくらか高いでしょう。ドライバーとしては怖いですよね」
不況の時代、他の交通手段よりお金がかかるタクシーを使うのは“最終手段”だったりする。例えば終電を逃したあとの最終手段、荷物が多すぎて動けないときの最終手段。そして病気にかかったとき、自家用車がない人にとっての最終手段。
ただその病気が新型インフルエンザだったら、タクシーを使ってもいいのか悩む。多くの人が乗る電車やバスよりは、個人で乗るタクシーで……って考えがちだけど、最初の運転手さんの言葉を考えると、それもどうかと思う。だからって救急車を呼ぶレベルじゃないわけで……一体どうやって病院へ向かえばいいんだろう。
厚生労働省の新型インフルエンザ相談窓口に話を伺った。
「現在新型インフルエンザは弱毒性ですので、車などをご用意できない場合は、タクシーを含めた公共の交通機関でも問題はございません。もちろん極力避けていただきたいですが、みなさんご事情があるかと思いますので。ただしマスクなどで、周りの方へ病気をうつさないようにしていただくことが必須です」
ただしバスやタクシーは道路運送法で、「一類感染症、二類感染症又は指定感染症の患者とみなされる場合、運送の引受けを拒絶することができる」と定められているという。つまりこの先、二類感染症に属する鳥インフルエンザが発生したり、今は拒絶の対象にはなっていない新型インフルエンザ(H1N1)も強毒性になれば、バスやタクシーなどは患者を乗車拒否できる。
というか、僕らは乗るべきじゃない。
「今後、強毒性のインフルエンザが疑わしい場合、自家用車や救急車で医療機関へ受診していただくことになるかと思います。ただパンデミック時などでは、逆にタクシー会社さんに、患者さんの搬送を協力していただく可能性もあります。どう対応するかは状況に応じて決めますので、とりあえず現在は“マスクをして病院へ行く”ことを考えていただければと思います」
というわけで現状は、病院までタクシーなどでも問題ないとのこと。
その代わり子どもにも、お年寄りにも、妊婦にも、タクシー運転手にも、誰に対してもうつさない配慮をしてください。
(イチカワ)
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