なにかとストレスの多いこのご時世。ユニークなストレス解消グッズも数多く登場しているが、最近ジワジワと人気を集めているアメリカ生まれの「シンキングパティ」をご存じだろうか。


一見すると粘土のようにも見えるが、弾力は粘土よりかなり強く、べたつきもない。一度体験するとクセになる新感覚の触り心地が人気の理由だ。

この不思議な素材、なんでもシリコンゴムの一種らしく、アメリカでは2000年に発売が始まったもの。これまで日本では企業のノベルティなどで流通している程度だったが、今年から本格的な販売がスタート。総輸入元であるラセスの方いわく、
「“柔らか硬い”不思議な触感の物体です。握っているうちにストレスが解消し、活力が湧いてくるオフィストイです」
実際に私も遊んでみたのだが、ちぎったり、こねたり、簡単に形を変えられるのが楽しい。
それでいて適度に力もいるので、たしかにストレス発散にもなる。さらに、丸めて床に落とすとスーパーボールのように跳ね返ってくるのも不思議でおもしろい。
「手のべたつきが少ないので、お子さまが粘土がわりに遊ぶこともできます」

いまのところ販売はウェブサイトのみだが、一時は品切れ商品がでるほどの人気ぶり。
「まだ、爆発的なヒットとまではなっていませんが、実演でご紹介した際に商品を手にとられた方がウェブサイトで購入、というかたちで徐々に広がっています」
今年度中には実店舗での販売も開始する予定だという。

種類は全8シリーズで価格は1,500~1,800円(税込)。カラーバリエーションも豊富で、男性には落ち着いたブルー(スカラブ)、女性にはゴージャスなブリリアントゴールドが好評。
また、子どもたちにはハイパーカラーシリーズの蓄光タイプ全般や磁石に反応するタイプ(ストレンジ アトラクター)が人気なのだとか。

ほかでは決して楽しめない個性的な触り心地は、ギフトとしてのインパクトも充分。これからの季節、クリスマスなどの贈り物にも良さそうだ。
(古屋江美子)