火の用心! 用心はしていても、火災はいつ何時起こるかわからないもの。そんないざというときのための火災警報器。
火災以外の場面でピーーーッと鳴ってしまったら、ご近所に迷惑がかかってしまうかも……。火災以外でも反応してしまうことってありますか?
総務省消防庁のサイトによると……、
「火災警報器は“たばこの煙”や“調理時の煙”でも過度に発生した場合や、あとは“燻煙式の殺虫剤”などでも火災以外で作動してしまうことがございます。特に“燻煙式の殺虫剤”を使用する場合には、あらかじめ警報器をビニールなどでかぶせると一時的に防ぐこともできます」
殺虫剤も反応するんですね! ただし、ビニールをかぶせた後は、必ず外すことも忘れないようにとのこと。一方、たばこの煙はどの程度の煙で反応するのか? 製造メーカーに聞いてみると……、
「火災警報器は火災ではないかと判断した時に警報音が鳴ります。一服する程度の通常の喫煙ならば、感知することもありませんが、狭い部屋で大人数が喫煙するなど“煙が充満する状況”では警報器が鳴ることがあります」(メーカー担当者)
普通に一服する程度の“たばこの煙”など日常使用では警報音は鳴らない設計になっていて、また、たばこの煙を直接吹きかけない限りは感知することはないらしい。部屋に人が集まってたばこをプカプカ、換気もしてない……という状況でもない限り、喫煙者でもそんなにヒヤヒヤしなくてもよさそう。
それでも火災以外で警報が鳴ってしまったときに気になるのが“音”。誤作動でずっと鳴っていたらご近所に心配されそう。音量は数値で表すと一般的にどのくらいなのか?
「火災警報の音量は、約85デシベルという音量になります。一般的に80デシベル(電車の車内)~90デシベル(機械音などの騒音が起きる工場内)での音となりますが、警報器を使用されている住宅の環境によってご近所に聞こえる音量は変化します。万が一火災時には必ず居住者には、聞こえなければならない音量です」(メーカー担当者)
確かに、火災時に気がつかなければ命が危ない! 電車の車内より大きく、耳をふさぐような工場の機械音より静かな音量とはいえ、部屋で鳴れば結構な音量だ。
火災警報器には煙の発生を感知する“煙式”と一定以上の熱を感知する“熱式”がある。火災は煙がでて炎に変わるケースが多いことから、早期の発見のためにも“煙式”が多く利用されているようだ。しかし、調理時の煙や湯気による作動が心配される台所などでは、熱を感知する“熱式”の利用を考えてみるとか、火災以外の感知を起こさないために付ける場所によって形式をかえることもひとつの手だ。
火災警報器、うまく付き合っていきたいものですね。
(楓 リリー)
ただこの火災警報器、気になるのは火災以外どんなケースで反応してしまうの? といったこと。
火災以外の場面でピーーーッと鳴ってしまったら、ご近所に迷惑がかかってしまうかも……。火災以外でも反応してしまうことってありますか?
総務省消防庁のサイトによると……、
「火災警報器は“たばこの煙”や“調理時の煙”でも過度に発生した場合や、あとは“燻煙式の殺虫剤”などでも火災以外で作動してしまうことがございます。特に“燻煙式の殺虫剤”を使用する場合には、あらかじめ警報器をビニールなどでかぶせると一時的に防ぐこともできます」
殺虫剤も反応するんですね! ただし、ビニールをかぶせた後は、必ず外すことも忘れないようにとのこと。一方、たばこの煙はどの程度の煙で反応するのか? 製造メーカーに聞いてみると……、
「火災警報器は火災ではないかと判断した時に警報音が鳴ります。一服する程度の通常の喫煙ならば、感知することもありませんが、狭い部屋で大人数が喫煙するなど“煙が充満する状況”では警報器が鳴ることがあります」(メーカー担当者)
普通に一服する程度の“たばこの煙”など日常使用では警報音は鳴らない設計になっていて、また、たばこの煙を直接吹きかけない限りは感知することはないらしい。部屋に人が集まってたばこをプカプカ、換気もしてない……という状況でもない限り、喫煙者でもそんなにヒヤヒヤしなくてもよさそう。
それでも火災以外で警報が鳴ってしまったときに気になるのが“音”。誤作動でずっと鳴っていたらご近所に心配されそう。音量は数値で表すと一般的にどのくらいなのか?
「火災警報の音量は、約85デシベルという音量になります。一般的に80デシベル(電車の車内)~90デシベル(機械音などの騒音が起きる工場内)での音となりますが、警報器を使用されている住宅の環境によってご近所に聞こえる音量は変化します。万が一火災時には必ず居住者には、聞こえなければならない音量です」(メーカー担当者)
確かに、火災時に気がつかなければ命が危ない! 電車の車内より大きく、耳をふさぐような工場の機械音より静かな音量とはいえ、部屋で鳴れば結構な音量だ。
しかし、いざというとき私たちを守ってくれる音量。実際に火災が起きていなくても、役割を果たしている火災警報器は機能としては正常なレベルといえる。“音”の心配より“煙”の心配をした方が良いのかも!?
火災警報器には煙の発生を感知する“煙式”と一定以上の熱を感知する“熱式”がある。火災は煙がでて炎に変わるケースが多いことから、早期の発見のためにも“煙式”が多く利用されているようだ。しかし、調理時の煙や湯気による作動が心配される台所などでは、熱を感知する“熱式”の利用を考えてみるとか、火災以外の感知を起こさないために付ける場所によって形式をかえることもひとつの手だ。
火災警報器、うまく付き合っていきたいものですね。
(楓 リリー)
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