標準カラーよりも、他のバリエーションの色を敢えてチョイスするのが私の常。ワイシャツは白よりも、水色や薄ピンクを。
iPodはホワイトじゃなくて、ブルーを愛用。
理由は自分でもよくわからないが、もしかしたら“主流派に属したくない願望”があるのかもしれない。

だから、このシャボン玉は私好み。株式会社StrapyaNext(ストラップヤネクスト)から8月6日より発売されている『Zubbles(ザブルス)』は、いわゆる“色付きシャボン玉液”。吹くと、ピンクかブルーのシャボン玉が宙を舞う。

これは、アメリカにおいて2009年に発売され、今までに約100万個売り上げたヒット商品。開発期間は15年を要し、開発費用に約3億円が投入された。たかがシャボン玉、されどシャボン玉。
では、どんな点に苦労とお金がかかっているのだろうか? 同社に伺ってみた。
「シャボン玉の表面全体に色が行きわたるように苦労したみたいです。色が玉の下にたまらないようにしたんですね。あと、シャボン玉が服や壁などに接触して弾けても、後に色が残らないようにしました」

この『Zubbles』を開発したのは、アメリカミネソタ州セントポール出身のTim Kehoe(ティム・キーホー)。
彼が自宅のキッチンで製造したシャボン玉液は、発売当初に大人たちから「服や靴、家の壁紙や床などに色がつくのではないか?」と、懸念された。
しかし、このシャボン玉には特別なインクが使用されている。もし液をこぼしたり、シャボン玉が人や物に接触して色がついた場合。15~20分ほど放っておくと、色は自然と消えていくという(落ちにくい場合でも、洗濯すれば消える)。

だからこそ、家でシャボン玉遊びしても大丈夫! 私も家の中で遊んでみました。
だが、正直ビビってたのも事実。カーテンだったり、壁紙だったりに跡が残って消えなかったらどうしよう……。
と思いつつ、いざシャボン玉を吹いてみると物スッゴい楽しい。シャボン玉遊び自体が20年ぶりくらいだし、出現する玉も色鮮やか。夢中にバンバンつくってたら、いつの間にかシャボン玉がバンバン私物の座布団に着地していた。言わんこっちゃない……。
だが、ここから長所を見せつけてくれた。
着地地点、確かに一瞬青くはなったが、15分どころか20秒くらいで無色透明に。ちょっと湿ってる状態になっただけで、乾けばまるで何事もなかったかのような。ポーカーフェイスなのだ(あくまで、我が家の事例です)。

この『Zubbles』は、同社が運営するウェブショップ「にぎわい商店」で発売中。9月下旬より、実店舗での発売も予定されている。
価格は30ミリリットルが777円(税込み)で、120ミリリットルが1,113円(税込み)。カラーはピンク、ブルーの2種類。

この商品の対象年齢は7歳以上とのことだが、正直大人でも遊んでみたくなるかもしれない。でも、大人の男が道端でシャボン玉遊びしていたとしたら……。傍から見てどうというより、自分が照れ臭い。私は照れ臭い。
思う存分、室内でシャボン玉を吹いていこうと思う。

(寺西ジャジューカ)
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