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ブロッコリーがカリフラワーに逆転した理由

ライター情報:田幸和歌子

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ブロッコリーは、鮮度とゆで加減が命です。

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今では定番野菜のブロッコリー。だが、昔はブロッコリーよりもカリフラワーのほうが、家庭の食卓でおなじみだった気がする。

両者の逆転は、なぜ起こったのか。全国で第一号の野菜ソムリエで、日本野菜ソムリエ協会講師も務める、『干し野菜手帖』『野菜ソムリエKAORUの野菜たっぷりサンドイッチレシピ』(誠文堂新光社)の著者・KAORUさんに聞いた。

「もともと食用として日本で広まったのは、ブロッコリーよりもカリフラワーのほうが先でした。でも、植物学的にはどちらもキャベツの変種であり、先にブロッコリーを育てていて、そこから突然変異で白くなり、栽培できるように改良を重ねて作ったものがカリフラワーなんですよ」

日本に最初に入ってきた時期は、どちらも明治初期。政府の政策により、海外のものを取り入れる動きの中で取り入れられたが、当時はまだ広まらず、洋風文化・洋食文化の広まりとともに、一気に浸透したそうだ。
「日本では当時、煮物やきんぴら、漬物などで野菜を食べていましたが、洋食文化によって『サラダ』という食べ方が広まるなかで、“白い野菜”がもてはやされました。当時は栄養より、海外の文化を取り入れることがステイタスでしたので、サラダに欠かせないものとして白いカリフラワーが受け入れられ、日本でも作られるようになったようです」

農林水産省統計情報部「青果物卸売市場調査報告」~「卸売市場における野菜卸売数量の推移」によると、昭和50年にはカリフラワーが76000トン、ブロッコリーはまだ品目区分がなかった。

ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2011年11月14日 10時00分

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