八王子に現れた、どこまでも不思議な空間を見てきた

八王子駅北口を北西に貫く商店街ユーロード。
気の遠くなるほど進むと、見えてきたのは櫓(やぐら)!?

八王子に現れた、どこまでも不思議な空間を見てきた


この日は大寒波が襲い、人は少なかったが、どうやらここで行われているのは「露骨で格好いい八王子 〜ハチオウジでたゆたい遊ぶ〜」という1月18日から開かれているイベントらしい。


後ろの店に隣接して組まれているようだ。
と、道に面して「アーーー」と言っている人が、いる。この方は奥平聡さん。詳しくはかつての記事を見てほしい。

後ろの施設「ajirochaya」は、情報によると、明治時代創業の日本茶舗「網代園」の店舗敷地をリノベーションして生まれた、地域・歴史・文化をつなぐ複合施設とのこと。

ここを舞台に、日替わりでアーティストが集まり、音楽や絵画、ダンスパフォーマンスなどを繰り広げているようだ。


ちなみにこの櫓もアート作品。相模原から竹を持ってきて組んだそう。
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ここを通りがかった地元の人たちがフラダンスしに来たりと、飛び入り参加もできるよう。

2階にあがると、寒空のもと、ひたすら絵筆を振るっている男性が。藤沢柊(しゅう)さん。
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デザイナーをめざしているという藤沢さん。
ライブペインティングをしているのだとか。ゴールは決めず、気のむくまま絵の具がある限り描くという。
描き終えたら、自分で持って帰るそう。


隣には、穴ぐらのような場所。
そこに1人いた女性。

八王子に現れた、どこまでも不思議な空間を見てきた


「ここで何してるんですか?」と聞いたら、「適宜お菓子食べたり……」と無邪気な答え。
お菓子は持ち込みOKらしい。

彼女は、うたっておどれる似顔絵男女ユニット「このよのはる」の長崎リサさん。

なかやましょうごさんと、渋谷の路上を中心に活動。その場を走ったり、オリジナルダンスを踊ったり、似顔絵を描いたり、臨機応変に活動しているようだ。

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1階にもいろいろな展示作品が。ここには、仁葉工芸(ひとはこうげい)さんが創った「イヌコマ」。


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操縦型のロボットらしい。
だが、この日はあいにく故障しており、動かなかった。

こちらの赤い1号機は歌舞伎町のロボットレストランが購入したようだ。

八王子に現れた、どこまでも不思議な空間を見てきた


あたりはすっかり夜。アーの人が頑張っていた。

八王子に現れた、どこまでも不思議な空間を見てきた


もっと温かい昼間だとまた賑やかかもしれないが、寒さも手伝って不思議な夜だった。
2月3日まで。是非立ち寄ってみてほしい。