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洋菓子界の絶滅危惧種、「たぬきケーキ」って知ってる?

ライター情報:野崎 泉

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松本さんのブログ「たぬきケーキのあるとこめぐり」より、
静岡県にある「川口屋」さんで捕獲された「タヌキケーキ」(280円)。
道路を挟んで向かい側には病院があり、
治療を終えた子どもにごほうびとして親が与えるケースが多かったそうだ

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子どもの頃、近所のケーキ屋さんなどでよく見かけた記憶のある「たぬきケーキ」。町の「ケーキ屋さん」が次第に消えて、おしゃれな「パティスリー」が増えるにつれ見かけなくなり、昭和遺産的な存在となったものと思っていたけれど……。ところが、そんな「たぬきケーキ」をこよなく愛し、町の片隅で実は今もひっそり生きている彼らのハンティングに情熱を燃やす人を発見。生息地マップつきの食べ歩きブログを書くほか、最近「たぬきケーキめぐり 青森、岩手編」というミニコミ誌もつくられたそう。

そんなたぬきケーキラバーの名は、松本よしふみさん。ズバリ松本さんにとって、いちばん思い入れのあるたぬきケーキってあるんですか?
「やはり地元・青森にあった『レザン』というケーキ屋さんのたぬきケーキです。地元はほんとに小さな町で、ケーキを買うにも選択肢があまりなく、我が家で買うケーキはほとんどこの『レザン』でした。そのため、私の中でケーキの味はこの店が基準になっています。以前はたぬきケーキはこの店オリジナルの商品だと思っていましたので、他府県でも作っていると知った時には驚きました。そこで、他にどこで売っているのかと調べはじめたことが、ブログをはじめるきっかけになりました」

「レザン」は2012年10月に閉店されたとのことで、残念ですよね……。ケーキ職人さんが高齢化してお店を閉めたり、代替わりしたためラインナップから消えてしまったり、ということもままあるようですが、これまで訪れた中で心に残っているエピソードなど何かありますか?

「たぬきケーキは1個ずつ成形しなければいけないので『作るの大変じゃないですか?』と訊ねると、どこのお店でも『大変だけど子どもたちが喜ぶからやめられない』という答えが返ってきます。
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ライター情報: 野崎 泉

歴史やストーリー、何らかのバックグラウンドのあるものに魅かれます。古本、レトロ建築、喫茶などをテーマに大人の乙女道を追求中。「gris-gris」の編集・発行もしてます。

URL:http://www.underson.com/bibliomania/

2013年5月22日 07時30分

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