7月4日から7日までの4日間、今年もパリでジャパン・エキスポが開かれる。同イベントは日本の漫画・アニメ、テレビゲームを中心に日本文化を扱うもの。
フランス内外から日本関連の企業や団体、小売業者、ファンが集まる。

昨年はゲストに漫画家・浦沢直樹さん、歌手・きゃりーぱみゅぱみゅさん、アイドルグループ・ももいろクローバーZなどが招かれ盛り上がりをみせたが、今年はどうなのか。見所をまとめた。

例年ジャパン・エキスポには、その年の出演者の核となる「名誉招待(invite d’honneur)」枠があり、今年は『北斗の拳』で有名な漫画家・原哲夫さんやアイドルグループ・℃-ute(キュート)が招かれる予定だ。イベントの性格上、テレビゲーム関連のゲストも多く、かつて「橋下名人」としてメディア露出も多かった橋下真司さんをはじめ北瀬佳範、鳥山求さん、吉田直樹さんとゲームクリエーターの名前も並ぶ。アニメ監督の河森正治さんも招待されている。


名誉招待枠以外にも多くのゲストが訪れる。ビジュアル系ロックバンドはフランスの漫画・アニメファンの間で人気があり毎年日本からいずれかのグループが参加しているが、今年はナイトメアがコンサートを行う予定だ。

週刊ヤングジャンプは「日本のアイドルグラビア ボーイ・ミーツ・ガール」展を開催する。同誌20年間のアーカイブから選ばれた写真やメイキング・ムービーが展示され、グラビアアイドル・夏菜さんがサイン会を行う。

熊本県庁のくまモンと滋賀県彦根市のひこにゃんの新旧ゆるキャラも共に参加を予定しているほか、アートユニット・明和電気のパフォーマンスも決まっている。『科学忍者隊ガッチャマン』で有名なアニメ会社・タツノコプロは、設立50周年を記念した展示会を開く。


ジャパン・エキスポではポップカルチャーや伝統文化以外にも、野球のバッティング体験やチューニング・カーなど、参加企業・団体の幅は年々広がってきた。来場者数も年を追うごとに増している。今年はどこまで盛り上がりを見せるのか注目だ。
(加藤亨延)