暑くなってきましたよね。というか5月に入った辺りから、すでにムシムシしてる。
まさに、季節の変わり目か。
ところで皆さん、「スイカ前線」ってご存じでしょうか。桜前線じゃなくてですよ? 説明しましょう。毎年3月初旬~中旬にかけ、熊本にてスイカの初出荷がスタートするそうです。そしてこれを皮切りに、スイカの旬(初出荷の時期)が7~8月まで北上していきます。この現象のことを、「スイカ前線」と呼びましょうか。

というわけで、今、スイカ前線はグングン北上してます。そんな時期を見計らい、昨日(5月27日)に「スイカ倶楽部」は東京タワー前で「100万人のスイカーニバル」なるイベントを開催しました!

っていうか、スイカ倶楽部とは何ぞや? 実は以前コネタでも紹介しているのですが、日本中の“スイカ好き”が集い、よりいっそうのスイカ文化普及に努める倶楽部活動があるのです。
彼ら彼女らはまず、スイカ100個からなる「スイカタワー」(全長3メートル)を設置! そんな光景をバックに、当日のイベントは行われております。

では、この日の見どころを。熊本県と千葉県それぞれの産地のスイカが並べられ、それらのカットスイカが会場の皆さん、ならびに道行く人に配布されます。要するに、食べ比べができちゃう。

そして、もう一つ。3~6月がスイカの出荷時期の熊本と、5月以降がスイカの出荷時期である千葉。この2地域が同席することに意義を見いだしました。これはいわゆる、“スイカ前線リレー”だな!?

いや、スイカだけじゃない。各地のスイカを宣伝すべく、各地のゆるキャラたちもやって来てくれました。JA熊本経済連と供にやって来てくれたのは、おなじみ「くまモン」。
JA富里市(千葉県)と供にやってきてくれたのは、「とみちゃん」。丸朝園芸農協(千葉県)と供にやってきてくれたのは、「チーバくん」。他にも「グリーンやちまた園芸部」や「JA山武郡市」がやって来て、スイカを提供してくれております。
ということは、夢の共演も実現しちゃう。熊本県代表のくまモンから千葉県代表のチーバくんへ、「スイカ前線北上中!」と書かれたパネルが手渡されました。スイカ前線のパトンパスが行われた、記念すべき瞬間です。


……と、ゆるキャラがスイカ倶楽部を応援してくれたと思いきや、続いて現れたのは美女軍団。4000人の読者モデルが所属する「ドクモカフェ」は、“スイカの親善大使”として「スイカビューティ部」を結成しており、彼女らも会場に駆けつけてくれたのです。
「スイカには、リコピンやビタミンCなど美容に良い成分がたくさん入っています。私たちもスイカをいっぱい食べて綺麗になり、さらに皆さんにもスイカの良さをたくさん知ってもらおうという活動をしています」(スイカビューティ部の関口百合子さん)

ここで、スイカ豆知識を2つご紹介しましょう。まず、トマトでお馴染みの「リコピン」はスイカにも含まれているという事実。普通の大玉トマト100gとスイカ100gだと、スイカの方がリコピンが多いくらいだそうです。
抗酸化作用があり、非常に体に良い成分ですよね。
2番目は、「シトルリン」。特に瓜類やゴーヤに非常に含まれている成分ですが、これもスイカに多く含まれています。血管拡張作用があり、“むくみ”に効く成分です。
スイカには利尿効果もあるし血流も良くなるので、“お肌にいい果物”と言えるわけです。

今年は、1日の寒暖の差が激しいですよね。
日中は温度が高く、逆に夜は妙に寒い。この環境だからこそ、特別甘いスイカが生まれるのだそう。
私も実際にスイカを食べてみましたが(今年初スイカ!)、各地のスイカで味の印象がハッキリ異なるのは、新鮮な驚きでした。甘さたっぷりのスイカを食べ比べしつつ、美しくなるのも手です。
(寺西ジャジューカ)