寝ている時の自分って、何してるかわからないですよね? 人から聞くと、私は“寝言”が凄いみたい。なんか、怒ってるらしいです。
「なんなんだよ!」とか「約束を守れよ!」とか。いったい誰に向かって、どういう理由で怒号を吐いてるのか……。でも、自分では全く気付いてません。
一方で、“いびき”には気付いてました。もう、自分のいびき音に起こされたことがありますから。この癖(?)、ずっと何とかしたいと思ってたんだよなぁ。


よし、これで何とかしてみようじゃないか! 「バランスボディ研究所」が3月26日より発売しているのは、その名も『いびきバスター』(税抜18,333円)です。こりゃまた、ズバリなネーミングだな……。
これ、種類としては枕のよう。でも、枕でいびきをどうバスターすると言うのか!?

その前に、そもそもから話を進めていきましょうか。まずは、いびきについて。あれって、息がのどを通る時に起こる振動音だそうです。
端的に言うと、寝ている間に気道が狭くなるからいびきは起こってしまう。そして、この現象には“枕の高さ”が関係しているらしい。医学実験では、「枕の高さを5mm変えただけでいびきが止まった」なんて報告もあるそうですよ。
この情報を踏まえ、『いびきバスター』は開発されました。なんと、いびき音を感知すると自動で枕の高さが変わるというのです。いびきに反応して枕が動き続け、結果的に気道を確保する……という按配。
これ、まさしく“ハイテク枕”ですな。
いびきを感知して高さを変えるハイテク枕を試してみた
いびき音を感知するとエアバックが作動して枕の高さが変わる。結果、気動が確保される。

さて、ここでちょっと意地悪な突っ込みを。枕の高さが変わると「気道が広がる」だけでなく、反対に「気道が狭まる」ことはないんでしょうか……?
「いびき音を感知して高さが変わり、気道が確保され、いびきの抑止効果が期待されるのが『いびきバスター』です。従って一旦膨らんだ枕が元の厚さに戻れば、再び気道が狭くなる体勢へと戻ることはあり得ます。ですがそこでいびきをかくと、枕が再度感知して膨らみます」(担当者)
なるほど。要するに、安心ということです。

いびきを感知して高さを変えるハイテク枕を試してみた
わかりますか? 今、膨らんだ状態です。

というわけで我が身を“人柱”にし、この枕を試してみようかと思います。まずは一晩、ガチで寝ます! そして、就寝中のサウンドも録音してみます!!
「音感センサーをONにしたまま枕元でおしゃべりしたり、近くでテレビを見ていると、設定感度によっては枕が反応します。基本的な使い方としては、“いざ寝る”という段階でONにしてもらうのがベストです」(担当者)
了解しました。じゃあ、おやすみなさい! 

はい、おはようございます。あぁ~、いつになくいい朝だ。じゃあ、録音したレコーダーを再生してチェックしてみようかしら。
……う~ん、よくわからない。というか、私、元からいびきをかいてないかもしれない。治っちゃったのかな!? ただ、いつになく快適な眠りだったことは確かで。

こうなったら、仕切り直しを。今度は、自発的にいびき(のような音)を響かせて試みます!
まず『いびきバスター』に頭をもたげ、「グガ~ッ、グガ~ッ」と鼻~喉発信で“いびきもどき”を鳴らしました。すると、「グゴ~~」と静かな起動音が起こり、それと同時に枕内のダブルエアバッグが作動。
次第に、枕が高くなってきましたよ。この動きによって頭は反り返り、喉の中の気動が伸ばされる感覚になる。ということは、気動が広がっているわけですね。“いびきもどき”を中断するとエアバッグが収縮し、枕は快適な高さへと戻っていきました。
こんな感じです。皆さん、システムをご理解いただけましたか? というか元から枕の質が良いので、それだけでいつもより快適でした。パイル素材の枕カバーもいい感じです。

そんな『いびきバスター』へは、以下のような反響が寄せられている模様。
●「いびきの音に反応して動くので最初は気になったが、今は熟睡できる」
●「寝ている間の呼吸が楽になった感じで、寝起きが良くなった」
●「ただ高さを調整する枕や単なるマウスピース比べると、ハイテクなのがいい」

「人生の1/3は睡眠だ」なんて話もあるし、個人的にも気になる枕です。
(寺西ジャジューカ)