立ち読み禁止のブックオフ 意図を本部に聞いてみた


ブックオフの多くの店舗では写真集などを除いた本が立ち読み自由で、本が好きな人なら何時間でも過ごせてしまうような場所だ。私も漫画や旅行関係の本を探しにお店に行くことがあり、その流れで立ち読みをしてしまうことがある。


こういった立ち読みをブックオフは基本的には「良し」としているが、秋葉原など一部の店舗では立ち読みを禁止し始めている店舗があるという。

いったいなぜ?


ネットの情報によると、コミックの立ち読み禁止を実施しているのは「BOOKOFF 秋葉原駅前店」で、6階建ての大型店舗だ。

立ち読み禁止のブックオフ 意図を本部に聞いてみた
秋葉原駅前店には、他店では見かけない張り紙が。


立ち読み禁止の理由が気になったので、広報の方に電話で聞いてみると
「一部店舗は通路が狭く、多くの方がいらっしゃる店舗になるので、立ち読みをされるお客様がいらっしゃるため『商品を選ぶことが出来ない』『(女性のお客様から)男性が立ち読みして通路を塞いでいるので、通路を通れない』といったご意見を頂いており、中には『立ち読みを禁止して欲しい』といったご要望がありました。こういったお客様のご意見を取り入れ、2014年9月から自由が丘駅前店、2015年6月からは秋葉原、新宿、渋谷などの6店舗でこういった措置を取らせて頂いております。」
とのことだった。

今後全店でコミックの立ち読みを禁止!?


導入後のお客さんの反応について聞いてみると
「『これまでじっくり商品を見ることが出来なかったが、今はゆっくり選ぶことが出来る』といった声や『これまでは、男性がたくさん立ち読みしている通路(棚)には入ることが出来なかったので、非常に良かった』といった概ね好意的なご意見を頂いております」
とのことだった。

むむ。こうなると立ち読みが全店でできなくなるのではないかと思い、さらに聞いてみると
「あくまでご意見があった直営店舗で行っている試験的な措置なので、今のところ立ち読み禁止を全店で実施する予定はございません。」
との回答。


実際秋葉原の店舗に行ってみると、平日の昼ながら多くの人が集まっており、さらに人が来る休日だと通路を歩くのが難しそうな広さだった。このような店舗に人が密集してしまうと、営業に支障がでることもありそうなので致し方ない措置と言えそうだ。

立ち読み禁止のブックオフ 意図を本部に聞いてみた
ブックオフ秋葉原駅前店のコミック棚には「コミックの立ち読みはご遠慮ください」との注意書きが。

立ち読み禁止のブックオフ 意図を本部に聞いてみた
コミックがシュリンク(ビニールカバー)で包装され、中身が見れないようになっていた。

立ち読み禁止のブックオフ 意図を本部に聞いてみた
中にはプラスチックケースで包装されているコミックもあった。

(やったー麺)