肩こりに腰痛。季節の変わり目でもある今の時期は体中のコリを訴える人が増え、ドラッグストアでは湿布剤などがよく売れるのだという。


そんな湿布材は貼り場所に「足の裏」を推奨しているメーカーさんが多い。久々にピップエレキバンを手にしてみると、こちらも足の裏貼りを推していた。

足裏のツボ押しを疑似体験


ピップエレキバンは「足裏」に貼るといいらしい


しかし足の裏なんて、肩からも腰からも遠い場所。なぜ効くのかピップエレキバンを販売されているピップ株式会社さんに聞いてみると、
「足の裏は全体重を支えている場所ですので、そこにある筋肉はコリ固まっていることが多いのです。そこでその場所にあてることで、筋肉をほぐすことができます」
という。
確かに足裏のツボ押しは痛いけれど気持ちがいい。施術後はなんとなくすっきりする。
それを手軽に疑似体験できるのが足裏エレキバンだそう。

ピップエレキバンは「足裏」に貼るといいらしい
久々に手に入れたピップエレキバン。突起が付いて強そうな風貌になってました。足裏にグッと入り込みそう。


場所はとにかく、押して気持ちがいい場所が一番。もしくは、体調的に気になっている箇所のツボをねらうこと。
湿布材ならかぶれてしまうので毎日取り替えるのがおすすめだが、ピップエレキバンは「磁石に付けているシールにかぶれないなら、そのままお風呂にも入っていただき、2~5日など貼り続けるのが効果を実感しやすいと思います」という。

足の裏には、胃腸、頭に皮膚までさまざまなツボがそろっている。たとえば足の指の先は頭のツボ、土踏まずは消化器のツボ、そしてかかとは生殖器のツボ。
足の裏はつま先からかかとにかけて、人間の体と同じ配列でツボが並んでいるのである。

「足裏」は見えにくくてかぶれにくい


しかしなぜこの季節に肩こりはひどくなるのか。
それはエアコンのせいだ。冷え冷えとしたエアコン直下で体は冷やされ、知らない間に肩こり腰の疲れ、頭のコリなどが出てくる。
疲れをとるには風呂やマッサージなどもいいが、直接的に湿布材やエレキバンなどに頼る人も多いだろう。しかしこれからは薄着になるため、肩や首筋などが剥き出しになり、周囲にも見えてしまう。
かつ、汗などでもかぶれやすい季節。だからこそ、人から見えにくくかつかぶれにくい足の裏はコリ持ちの現代人にはおすすめの貼り方なのである。

季節の変わり目で、ただでさえでも体調を崩しやすい6月。疲れやすい現代人は、足の裏から健康に気遣ってみては。
(のなかなおみ)