元々は運動着や作業着として着用されてきたジャンパー。しかしその名称を巡って、ネット上では「あれ、ジャンバーじゃないの?」とツイートする人たちがいる。


そのきっかけは「生活保護の不正受給反対」という内容が書かれた上着を、神奈川県小田原市職員が着用していたという報道。「ジャンパー派」と「ジャンバー派」がいることが浮き彫りになってきた。

ジャンパーとジャンバー、正しい発音はどっち?


英語表記では「jumper」となり、ジャンパーが正しい発音のようだ。だがなぜか「ジャンバー」と呼ぶ人がいる。一説によると大阪や茨城、北海道の方言として定着していると言われたり、jumperを日本語的に言いやすくしたとも言われている。
ネット上でも「ジャンパー・ジャンバー問題」について、白熱した議論が繰り広げられているようで、「道産子の私は昔からジャンバーだった!」「小さい頃はジャンバーって呼んでたけど、笑われたからジャンパーに直した」「学生の頃ジャンバースカートだったけど、確かにジャンバースカートって言ってたわ!」「ジャンパーが正しい発音だよ」と、様々な声が上がっている。

ただ、今では上着のことをフランス語が語源のブルゾンと呼ぶことが多くなってきたため、ジャンパー・ジャンバー自体が死語となりつつあるようだ。


外国人も苦労している!? 濁音と半濁音の違い


日本人が「パ」と「バ」の違いでこんがらがってしまう中、カタカナ表記に外国人はもっと苦労しているようだ。最近では日本食のブームもあってか、海外でも日本食レストランを見かけることが多くなったが、店名に使われている変な日本語表記を目にすることもしばしば。

日本語を勉強している外国人の中には、カタカナが苦手という人も多いという。濁音と半濁音の違いの他に「ソ」「ン」「リ」の違いや、「シ」と「ツ」の違いに苦労しているよう。例えば、みそ汁をミリスープやミン汁と間違えたり、シーザーサラダをツーザーサラダ、エレベーターをエレバーター、クリームスープをクソームスープと間違えることが多いそうだ。

外来語を日本語として読みやすくしてきた日本人。
探せば他にも議論をよぶ単語があるかもしれない。