ネット通販の利用拡大で再配達の量も増え、配送会社のドライバーが不足している。大手通販サイト「Amazon」の配送を請け負っているヤマト運輸が、配送料金の値上げを検討しているとの報道もNHKなどから出た。
そんな中、荷物を受け取る曜日や時間帯をあらかじめ登録しておけるヤマト運輸のサービスがネット上で話題になっている。

Myカレンダーサービスって何!?


Twitterなどで話題になっているのは、ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」会員限定で利用できる「Myカレンダーサービス」。2016年8月にはじまった。日曜日は終日OK、月曜日は19時以降、火曜日は終日NG… というように曜日ごとに受け取りたい時間を指定できるため、いつ来るか分からない宅配便でも自分のスケジュールに合わせて受け取ることができる。

このサービスがTwitterに投稿されると、「こんなサービスあったのね!」「共働きなのにAmazon時間指定できないから助かる!」と大反響。ちなみにAmazonでの配達日時指定は、年間3,900円(税込)のプライム会員なら無料で利用可能だが、通常は360円または514円(どちらも税込)かかってしまう。しかしこのヤマトのサービスを使えば、配達日時指定とまではいかないが、それに近いことが無料でできてしまうのだ。


クロネコメンバーズには無料で登録する事ができ、Myカレンダーサービスの他にもLINEで配送状況の確認や受け取り日時の変更ができるサービスや、受け取り場所の変更ができるサービスも受ける事ができ、「クロネコメンバーズホント便利だよ」「マジでみんなにお勧めしたい」とTwitterでも好評のよう。

再配達の手間を減らすにはこんなサービスも


ヤマト運輸以外にも、再配達を減らすためのサービスがある。意外と知られていないのが、「楽天市場」で商品を購入したときに利用できる「楽天BOX」。これは商品を自宅ではなく受け取り専用のロッカーに入れてもらうサービスで、現在は限られた地域にしか設置されていないが、随時設置場所は増やしていく予定だという。

2016年12月にはパナソニックが福井県で宅配ボックスの設置実験を行い、再配達率が49%から8%に下がったという実験結果も出ている。気軽に宅配ボックスを設置するのは難しいかもしれないが、各社のサービスを利用すればスムーズに宅配便を受け取れそうだ。