巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

2

フィンランド人の「遺伝子情報」から生まれる音楽 独立100周年企画にメタルバンドを選んだ理由

2017年7月12日 11時00分 ライター情報:西門香央里
「Apocalyptica(アポカリプティカ)」エイッカ・トッピネン


「フィンランド」と聞いて思い浮かべるのはなんですか?

日本でアニメ化され人気の「ムーミン」はフィンランドの漫画が原作でした。フィンランドに暮らす日本人女性を主役にした、ゆるっとした雰囲気の映画「かもめ食堂」マリメッコや、アアルトイッタラのようなフィンランドデザインなど、いろいろな事柄が思い浮かぶでしょう。

しかし、このフィンランド、実はヘヴィメタルがとても盛んな国なんです。実際、STRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)や、Sonata Arctica(ソナタアクティカ)などの、優秀なヘヴィメタルバンドを生み出し、日本でもとても人気があります。「かもめ食堂」のようなゆるっとしたイメージを持っていると、ちょっと驚くかもしれませんが、国全体でヘヴィメタル音楽というのが浸透しているのは有名な話です。

この度、フィンランド政府観光局があるキャンペーンを開催。それは「究極のシンフォニー−フィンランドのDNAから音楽が生まれる」というコンセプトで、「シンフォニー・オブ・エクスリーム」という交響曲を作り上げるというものです。その曲はフィンランド人のDNAのデータを使い、フィンランド出身のチェロメタルバンド「Apocalyptica(アポカリプティカ)」により作曲されるとのこと。

DNAで曲を作るなんていうだけでも驚きですが、なぜそこで選ばれたのがメタルバンドなのか?

興味津々なこの企画を絡めながら、フィンランドとフィンランド人について、フィンランド政府観光局の方にいろいろとお話を聞いてみました。


フィンランド人のDNAで作られる交響曲とは




今回紹介する「シンフォニー・オブ・エクスリーム」は、「様々な意味で究極の国フィンランドの伝統を分析し、その究極さを音楽にするというプロジェクト」

フィンランドはいろんな意味で「究極の国」。寒く厳しい冬などの季節や、壮大な自然だけでなく、フィンランドの人々にもその特徴が見られるのだそう。

このプロジェクトは、フィンランドの独立100周年を記念として企画され、フィンランド政府観光局では「フィンランドの人々の遺伝子型を音楽にして、フィンランドという国の特徴を『音』というこれまでにない形で探究していく」とのこと。遺伝子収集から曲の初演まで、DNAの背景にあるフィンランド人のバックボーンとなる精神性や国民性を念頭に置きながら、約1年かけて作られていくのだそう。



完成するまでの過程の中で、実際に遺伝子を提供した「エクストリームな地域」に生きる人々の紹介もしていくのだとか。つまり、このプロジェクトで生まれるのは、まさに「フィンランド人の音楽」ということになるのでしょう。

そこで、まずこのプロジェクトが生まれた経緯を、フィンランド本国の政府観光局のパートナーシップ・シニア・アドバイザーであるメルヴィ・ホルメン氏にお伺いしてみました。


――なぜ交響曲「シンフォニー・オブ・エクストリーム」を作ろうということになったのですか?

フィンランド政府観光局「フィンランドの(独立)100周年を、フレッシュでわくわくするような形でお祝いしたいと思ったからです。(プロジェクトの)プランニングをしているときに、DNAで作曲を行うジョナサン・ミドルトンについての記事と、フィンランドのユニークな遺伝子に関する記事を私たちは偶然見つけました。そのとき、まさにこれが私たちが探しているものだと思ったのです」

データの収集を行うジョナサン・ミドルトン氏はタンペレ大学の客員教授で、DNAの中にある塩基対から、音を創り出すプログラムを開発したという方。DNAから音が生まれるなんて、想像もつきませんね…。

ライター情報: 西門香央里

東京在住フリーランスのフォトライター。K-POP、韓国事情(ソウル中心)、国内外のグルメ、街情報を中心にWebメディアなどで活動中。年3〜4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。
寄稿媒体:goo いまトピ、TABIZINEなど

URL:Twitter:@Kaori_Simon

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    北欧はバイキングとかいたしワイルドなんだな

    1
  • 伊豆乃海 通報

    先週まで、3週間ほどフィンランドに行ってました。ちょうどトゥスカでアポカリュプティカのライブを観てきたばかりなんで、この記事に喜んでます! 年末の曲発表、楽しみにしてますね!

    0
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品