中国メディアの贏商網は26日、中国におけるコンビニ事情を紹介する記事を掲載。今は「第二線都市」とよばれる、北京や上海に次ぐ規模の都市での競争が激しくなっているのだという。
第二線都市でのコンビニのライバルは、地元政府の支持を得やすいローカルスーパーや、中国ですでに展開している外資系スーパーだ。記事は、他国以上にインターネット通販が浸透している中国では実店舗での商売が厳しくなっていると指摘しつつも、コンビニはむしろ売り上げを伸ばしており、なかでもセブンイレブンは「世界市場のリーダー」だとした。
日系コンビニの強みについて記事は、中国人は「外国ブランド好き」であることだと指摘。日系コンビニにはリピート客が多く、特にセブンイレブンの顧客のうち20.4%が頻繁に足を運んでいるというデータを紹介した。
中国のローカルコンビニでは通常、弁当やおにぎりなどをほとんど販売していない。しかし日系のコンビニは、おいしくて安心な弁当やおにぎり、パンのほか、おでんなどのホットフードも豊富だ。新商品が頻繁に登場することも大きな魅力であり、日系コンビニの強みになっていると言えるだろう。
第二線都市への進出では、地元政府による外資系コンビニのタバコ販売禁止措置など障害も多い。中国ではコンビニの売り上げのうち、タバコが占める割合は非常に高く、地元商店の保護を目的としているようだ。とはいえ、中国における日系コンビニの勢いは増す一方で、今後は中国の地方都市のどこでも日系コンビニを利用できるようになるかもしれない。
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