ゲストのオーラ、前世、守護霊などを霊視し、彼らの半生や深層心理などに迫るトーク番組『国分太一・美輪明宏江原啓之のオーラの泉』(テレ朝)。05年4月に深夜枠でスタートし、07年4月から土曜日20時~のゴールデンに昇格、好視聴率を叩き出すも、「霊感商法を助長する」「霊視の内容が事前に用意されていた」など、批判が相次いだことは記憶に新しい。


 そんな同番組がついに終了するという。

「これまでさんざん打切りの噂がささやかれていましたが、4月の改編でレギュラー枠からは外れるそうです。後番組は、同19時~放送中の『勉強してきましたクイズ ガリベン!』も同時に打ち切って、2時間の特番枠になります」(テレ朝関係者)

 春の改編からは、毎回異なったテーマを掘り下げるスペシャル番組という構成になり、厳密には『オーラの泉』も特番として不定期に制作するものと見られているが、打切りと新番組決定の背景には、視聴率のテコ入れだけではなく、昨今のメディア不況も影響しているという。

「最近では、一ケタに落ち込むこともあった『オーラの泉』の視聴率ですが、美輪明宏、江原啓之らのギャラがかさんだのか、制作費もネックになっていたようです。まあ、制作サイドからしてみれば、1時間番組を2本作るより2時間番組を1本作る方が、明らかに安上がりですからね」(大手広告代理店社員)

 これら同番組の打切りや新番組の構成について、テレビ朝日にたずねてみると「確かに同時間帯は2時間の特番枠になりますが、(『オーラの泉』は)レギュラー番組の体裁を取らず、春の番組改編以降、2時間のスペシャル番組枠のひとつとして放送していく予定です」という。

 良くも悪くも一世を風靡した"スピリチュアル"番組だが、霊視を生業とする江原啓之氏には、この状況は見えていた......ハズですよね?



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