歌手の工藤静香が、13日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に、14年ぶりに出演することが決まった。

 レギュラー放送の出演は2002年5月4日以来。

当日は今年3月9日に発売したベストアルバムの中から、代表曲「抱いてくれたらいいのに」など複数曲を熱唱する予定だ。

 突然の『Mステ』出演の裏には、SMAPの解散騒動の影響もあるという。夫はご存じ、キムタクこと木村拓哉。騒動で木村は、“育ての親”である飯島三智女史が進めていた独立計画からひとり外れ、ジャニーズ残留をいち早く宣言した。一度は独立に傾きかけた木村を説得したのは、静香ともいわれる。

「妻の助言が功を奏し、木村はメリー喜多川副社長のスペオキ(スペシャルオキニ)になった。
リーダー中居正広ら造反組の立場が危うくなっているのとは対照的です」(スポーツ紙記者)

 飯島女史がSMAPを仕切っていたときは、静香は表に出るのを止められていた。内情を知る芸能関係者は「ジャニーズの妻は『夫より目立ってはいけない』という不文律があるが、中でも飯島女史は最も厳しかった。静香がメディアに出られたのは、単発の番組や友人のコンサートにゲスト出演するときくらい。もちろん、家庭の話は一切NG。そのときは静香も夫を立てて従っていたが、本音の部分では、もっとテレビに出たかったのだろう」と話す。

 今回の『Mステ』出演も「飯島女史が健在だった頃なら、絶対にありえない話」(同)だそうで、このあたりからも解散騒動の影響がうかがえる。


 一方で、うがった見方をすれば、ここまでが静香の計算だった可能性もある。

「静香は頭が切れるし、社交性も抜群。(解散騒動で)夫を説得した段階で、飯島女史がいなくなり、自分の出演制限が薄まることを想定していたのかもしれない。彼女なら、そこまで先読みしていてもおかしくない」(スポーツ紙デスク)

 解散騒動でパワーバランスに変化があったのは、SMAPだけではないようだ。