約20年に渡り追い続けてきた『ストリートジャック』。
雑誌名こそ創刊当時から変わらないが、その中身は
時代の流れに合わせるように、大きく変化していった。
そんな過去のアーカイブスから、当時の時代背景や
ファッショントレンドが分かる“名物号”をピックアップ!SJ CHRONICLE 1997-2017【第13回】2007年5月号/前編
写真を拡大 00年代後半のSJカバーガール“常連”だった堀北真希さん。高校卒業したばかりの冬、都内の廃校になった某小学校跡地で撮影。「どんな男性が好き?」の問に18歳の彼女は「自己中心的でない人。」
DATA
発売日:2007年3月24日
表紙:堀北真希
巻頭特集:キレイめSTYLE2大特集 ①古着MIX最強実例集 ②春新作!着こなしルール100
今からちょうど10年前の、2007年。
以前この連載でも触れた、00年代中盤から後半にかけての「女優大豊作時代」まっただ中のこの頃、錚々たる若手女優陣が毎月競うようにSJのカバーを飾っていた。長澤まさみ、綾瀬はるか、石原さとみ、井上真央、沢尻エリカ…
そして堀北真希。彼女もそんな“常連”カバーガールのひとりだった。
当時、高校を卒業したばかりの18歳。いよいよ女優一本で本格的に始動しようとしていたこの頃、将来の夢について笑顔で語っていた貴重なインタビューが当時の誌面に掲載されていたーー。
さて、その前に当時の目次はこちら。

サブカルチャー企画が増えてきたとはいえ、まだまだファッション企画の全盛期。アイドルグラビアなども希少で、男!男!男!が続くモデルグラビア野中で、カバーガールはまさに一服の清涼剤のようなポジションだった。
「周囲を見渡せる落ち着いた大人になりたいです!」
高校卒業直前の撮影ということもあり、話は当然、卒業後の話に。
堀北 卒業したらやってみたいことがいろいろあって、ワクワクしてるんです。今まで時間がなさすぎてできなかったことを、全部やってみたい! ひとり旅にも挑戦したいし、スポーツも何か習いたい。
多忙を極めたであろう、デビューからの数年間。
「ゆっくり」「自分のためだけに」という言葉に、彼女が描いていた「未来予想図」の姿が想像される。
そして、これからどんな女性になりたいか、彼女はこう語っている。
堀北 将来的には、映画『アルゼンチンババア』で共演させていただいた鈴木京香さんのようなステキな女性になりたいです。京香さんは、気がつくと優しく手を差し伸べてくれて…その優しさはけして押しつけじゃないし、わざとらしくもない。自然体で、とても心の温かい方なんです。周りの状況を把握しつつ、自分自身でしっかりと立っていられる女性になること。それが今の目標ですね。
また、一問一答ではこんなやりとりも。
ーーどんなメンズファッションが好き?
堀北 ハッキリした色をうまく取り入れているスタイル。
ーーどんな男性が好き?
堀北 自己中心的ではない人。
ーーどんなデートをしてみたい?
堀北 ごはんを食べに、レストランに行ってみたいです。
ーーこの仕事をやって一番良かったことは?
堀北 自分のことをよく知ることができる。
ーー大切にしているものは?
堀北 友人。
ーーもし願いが何でもかなうなら、何をお願いする?
堀北 もうひとり自分が欲しいです。
あれから10年。ステキな女性に、そしてステキな母になった堀北さんの益々の幸せを、SJ編集部一同心から願っています。

そんな「女優大豊作時代」と並行し、あるサブカルチャーも「大豊作」を迎えていた。それは、お笑い芸人。M-1グランプリやエンタの神様など、お笑い番組の人気がお茶の間で最高潮を迎えており、この頃ブレイクした若手お笑い芸人は今もバラエティの第一線で活躍を続けている。
そう、この人もそのひとり。

そして、この方々は2年以上にわたり連載を担当していただきました。

そしてそして、お笑い芸人ではないですが、バラエティ番組などで再ブレイクを果たしていた「サムライ」も、連載陣に!この号が最終回でしたーー。
