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漫画家たちが観た、描いた「ゲゲゲの女房」〈2/2〉

2010年9月27日 11時00分 ライター情報:島影真奈美

左上から時計回りに野間美由紀さん、ひうらさとるさん、妹尾朝子さん、小沢高広さんのゲゲゲアイコン。「目が左右逆だった! 田亀源五郎先生に『海外版用の裏焼きですね』と慰められました」(小沢さん談)

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前半から。

さて後半戦トップバッターは「最初は漫画家である水木先生と奥さまの話だ、という興味で見始めたけれど、次第に脚本の丁寧さに惹きつけられた」語る、野間美由紀さんだ。

◆野間美由紀さん @rose_m
話を盛り上げるためだけの無駄なエピソードなどを安易に入れないのに、情感たっぷりに描いている見事なドラマだったと思います。前半に登場した小道具をきちんと使い切ってくれたところなど、見ていて気持ちが良かったですし、特に初回に出てきた「森で出会った少年」の話をラストできちんとまとめてくれたところも感動的でした。

これまで、漫画家を登場させたドラマをいくつか見てきましたが、最もリアルに漫画家を描いていた作品だと思います。Twitterで漫画家さんたちと一緒にドラマを見て共感できたのも、リアルだったことが大きかったのでしょう。毎日のように誰かが「本日のゲゲゲ」絵をアップしていたり、最終週には大勢の方がアイコンを水木作品にちなんだものに変更したり、大きなムーブメントだったと思います。

女性の描き方としては古風なタイプだったのかもしれませんが、それも原作者である水木先生の奥さまの実話だからこそ尊重できますし、逆境にあってもめそめそせずに明るく振る舞ってきたところにお二人の人生の深さを感じます。

これまで最初から最後まで全てを通して見た連続TV小説は初めてです。再放送の回数が多いこととNHKオンデマンドがあったことも大きいのですが「一話たりとも見逃したくない」と思わせる力のある作品でした。
(のまみゆき/近著に『パズルゲーム☆はいすくーる×3』『パズルゲーム☆トレジャー 3』など)

◆ひうらさとるさん @marikosatoru
ゲゲゲがすごかったのはまず漫画家の気質とか作品への取り組み方、担当さんとの関係性など本質的なところでこんなにリアルなドラマは初めてみたと思いました。そのうえマニアックになりすぎずドラマとしても非常に良質な出来だったことです。漫画家という職業がこんなに認知されたのも初めてかもしれません。とても勇気づけられました!これから早起きできる自信がありません(笑)
(ひうらさとる/『ホタルノヒカリ』(全15巻)、『素敵なダンナ様』など)

そして、いよいよ大トリはうめさん(小沢高広さん @ume_nanminchamp)。じつはうめさんは「ゲゲゲの女房」の予告編見たさと「朝、テレビをつける練習をするため」(!)に、前作「ウェルかめ」を見始めたという、筋金入りの“ゲゲ女”ファンだ。

ライター情報

島影真奈美

ライター&編集。共著に『オンナの[建前⇔本音]翻訳辞典』シリーズ(扶桑社)。モテ・非モテ問題から資産運用まで幅広いジャンルを手がける。特技:爆読

URL:Twitter:@babakikaku_s

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