今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

主導権を持っている子を先生の味方につけるのは常套手段『こどものじかん』私屋カヲルに聞く1

2013年7月31日 11時00分 ライター情報:たまごまご
このエントリーをはてなブックマークに追加

第一巻発売から、常に話題を呼び続けていた私屋カヲル『こどものじかん』がついに完結。確かにびっくりするような少女たちの描写は多いものの、起きる学校の出来事は非常にリアル。私屋カヲルが、この作品が生まれた経緯について語ります。

[拡大写真]

私屋カヲル『こどものじかん』が13巻でついに完結しました。
センセーショナルな話題を振りまきつつ、一部の読者に熱狂的な人気を誇ったこの作品。
かわいいから、ロリだから。もちろんあります。それ以上に「教育物語として面白いから」というのもありました。
今回は元中学校教員(現ただのロリコン)のたまごまごが、私屋カヲルに作品と教育について話を伺いました。
※最終巻のネタバレを含みます。

●『こどものじかん』のリアル
───一巻の発売当時、「きわどい!」と話題になりましたね。

私屋:そんなに騒ぐほどのことじゃないんじゃないの?って思っていました(笑)。私が子供の頃はテレビとかの規制が緩い頃だったんですね。ドラマとかでおっぱいバーンと出てたりとか。りんちゃんが最初、パンツを脱いで青木先生を脅すシーンがありますが、あれはもう安達祐実の『家なき子』です。テレビでやってたじゃん?って。もしかしたら、私よりちょっと下の世代の反応なのかしらと思ってたんです。テレビとかの規制がきて、それに慣れた世代の読者は驚いたかもしれません。

───全体的に教育ネタも、現実的にありうることだなあ、と感じたんですよ。

私屋:現実の事件からもネタをもらっていることがあります。
この連載を始めてから、取材のため複数の新任先生のTwitterやブログを見ていたんですが、当時、文科省に封書で自殺予告が届いて、未解決のまま終わった事件がありました。そのうちの一人の先生が、「どうも消印を見ると、ここの地区の子が自殺予告を出したらしい、この書体で文字を書く子がおたくの学校にいないか」と、文科省から連絡が来て照合したという話を、ブログに書いてらっしゃったんです。そういうのを見て面白い、生々しいなと漫画に入れました。

───青木先生の初任者研修の部分とかも、先生にならないと知らない部分だと思うんです。

私屋:忙しかったですか?

───いやあもう……ひぃひぃでした。だから私屋先生の身内に先生がいるに違いない!って。

私屋:もともとこの連載をする前から、教育ネタに興味があったんです。学校の教育現場の先生の実態とか、時代ごとの「荒れる学級崩壊」とか「モンスターペアレント」とか。新任教師の大変な毎日みたいなのをテレビや本で見ていましたね。
実際に漫画に書く段になってから調べました。匿名でブログをやってらっしゃる先生や、2ちゃんねるの「新任教師スレッド」なんかで先生同士のリアルな愚痴などですね。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品